唇が乾燥する原因は? 荒れてカサカサになり皮剥けしてしまう仕組み

公開日: 2023年05月02日

唇が乾燥する原因は? 荒れてカサカサになり皮剥けしてしまう仕組み

唇が乾燥する原因は、日焼けや加齢、唇への強い刺激、マスクや、体内の水分不足、まれに内臓の病気なども挙げられます。唇は顔の中でも皮膚が薄く、自己修復力が低いため、保湿を欠くとすぐに荒れてしまいます。

特に冬場や乾燥する季節には、注意が必要です。唇が荒れると、痛みや熱感を感じることもあり、見た目も悪くなってしまいます。唇の乾燥や荒れを防ぐためには、唇に適した保湿剤を使用し、常に保湿を心がけることが大切です。

唇が乾燥する原因として以下のようなものがあります。
天候や気候の影響: 冬の寒さや低湿度、夏の暑さや乾燥した風など、外気の影響が唇の水分を奪って乾燥する原因となります。

脱水状態: 体全体の水分が不足していると、唇も乾燥しやすくなります。

現在の口呼吸:加齢、ストレス、運動不足などにより、鼻からの呼吸が不可能になると、口呼吸になり、強制的に唇が乾燥してしまいます。

唇をなめる習慣: 唇をなめることで一時的に潤いますが、逆に唾液が蒸発することで唇の水分が奪われ、乾燥を悪化させます。

化粧品やスキンケア製品の影響: 唇に刺激の強い化粧品やスキンケア製品を使用すると、乾燥や荒れの原因となります。

栄養不足: ビタミンやミネラルが不足すると、唇や皮膚の健康を維持できず、乾燥しやすくなります。

病気や薬の副作用: 一部の病気や薬の副作用で唇が乾燥することがあります。例えばアトピー性皮膚炎や口内炎、また一部の薬(特に利尿薬や抗ヒスタミン薬)などが該当します。

日常的に唇をこすったり、皮をむいたりする癖がある場合も注意が必要です。唇に適した保湿剤を使用することで、唇の水分を保ち、健康的な唇を保つことができます。

唇が乾燥した場合に現れる症状には、荒れ、カサカサ、皮剥け、縁の切れ、痛みや熱感が挙げられます。唇を保湿することで、これらの症状を改善することができます。

ストレスや内臓の病気は、身体全体のバランスを崩し、免疫力を低下させるため、唇の保湿力が低下し、荒れたり、乾燥したりすることがあります。ストレスを解消し、健康な生活習慣を維持することが重要です。

唇への適切なケアには、適したリップクリームや日焼け止めを使用することが必要です。唇への刺激を避け、適切な保湿を行いましょう。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「唇が荒れてカサカサ、皮剥けする原因」「唇を乾燥させてしまう行動」「唇が乾燥したときに現れる症状は?」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。

唇が荒れてカサカサ、皮剥けする原因

唇の乾燥や荒れの原因は、そもそも唇の皮膚が弱いことを認識せずに雑に扱っていることが多いです。

もともと角質層が薄い、皮脂腺や汗腺がない、過酷な環境にさらされているなど乾燥しやすい要素を持っているのが口びつ。また、マスクはとったり外したりすることで湿度が急に変わるので、乾燥や荒れの原因になります。

日焼けのダメージも唇の乾燥が進みます。さらに、メイクなどによる唇への強い刺激も、乾燥を悪化させ皮剥けなどの原因になります。

加齢やホルモンの変化も、唇の乾燥の原因になります。このように、唇がカサカサ、荒れる原因は多岐にわたるため、優しく扱ってあげることが大事です。

唇は薄くてデリケートなため、紫外線のダメージを受けやすく、特に乾燥や荒れに弱いです。

唇には皮脂腺や汗腺がないなど、いくつかの要因が挙げられます。また、マスクをしていると、空気の循環が悪くなり細菌も繁殖しやすくなるため、荒れにつながることもあります。

蒸れたり乾いたりと湿度の変化にさらされる点も刺激になります。メイクなどによる強い刺激で乾燥が悪化することもありますし、加齢やホルモンの変化も関係しています。

唇の乾燥や荒れを防ぐには、過酷な環境要因にさらされないようにすることや、保湿成分を含む保護用のリップクリームを使用するなどの予防策が大切です。

乾燥や刺激を感じる場合は、刺激の強い製品を避け、代わりに刺激の少ない優しい製品を使用してみてください。さらに、健康的なライフスタイルを維持し、水分を補給することで、内側から乾燥を防ぐことができます。

症状が続く場合は、皮膚科を受診し、詳しい検査や治療を受けることが必要な場合もあります。

角層が薄く皮脂腺・汗腺がないから

唇は角層が薄く、皮脂腺や汗腺が存在しないため、乾燥しやすく荒れやすい性質があります。これが、唇がカサカサになり、皮剥けしやすい大きな要因となっています。

角層が薄いことで、唇は外部刺激に弱く、水分が蒸発しやすくなります。さらに、皮脂腺や汗腺がないため、自然に潤いを保つことが難しいという困難な状況に直面しています。このような唇の構造上の特徴が、乾燥や皮剥けの原因となりうるわけです。

したがって、いつも唇に潤いを与えてあげることが重要なポイントとなります。唇の構造的な乾燥しやすさを理解し、保湿を重視したケアを行うことで、カサカサになりやすい唇を潤し、皮剥けを予防することが可能です。

マスクも乾燥や唇荒れの原因に

近年では、マスク着用による乾燥や唇荒れが問題になっています。

マスクを着用することで、いっけん保湿効果が高まりそうですが、口呼吸による乾燥、外したときとつけたときの湿度の急激な変化や、蒸れによる細菌の繁殖など実はダメージを受けています。

マスク着用による唇荒れを予防するためには、保湿成分の入ったリップクリームをこまめに塗ることが大切です。

また、マスク着用中に口の周りを拭く際には、優しくタオルなどで拭き取るようにしましょう。唇の保湿を徹底することで、マスク着用による唇荒れを防ぎましょう。

メラニン色素が少ない

唇は、メラニン色素が少なく、紫外線に対する耐性が低いため、日焼けによるダメージを受けやすいパーツです。

日焼けによるダメージは、唇の皮膚を乾燥させ、炎症を引き起こすことがあります。そのため、紫外線を浴びた唇は、保湿を徹底してケアする必要があります。

日焼け止めリップクリームを使用することで、紫外線から唇を守り、健康的な唇を保ちましょう。

唇への強い刺激

唇への強い刺激は、皮膚のバリア機能を低下させ、乾燥を招くことがあります。過度な摩擦や刺激を避け、優しくケアすることが大切です。

ゴシゴシ擦ったり、唇を舐める癖は意識して避けるようにしてください。

メイク

長時間のメイクやマットなリップ製品の使用は、唇を乾燥させることがあります。保湿成分が含まれたメイク製品を選び、適切なケアを行いましょう。

つけていて以前より乾燥を感じる口紅は、そのまま使い続けないようにしましょう。また、保湿効果の高い下地を使ってあげることも大事です。

長時間のメイクやマットなリップ製品の使用は、唇を乾燥させることがあります。保湿成分が含まれたメイク製品を選び、適切なケアを行いましょう。

つけていて以前より乾燥を感じる口紅は、そのまま使い続けないようにしましょう。また、保湿効果の高い下地を使ってあげることも大事です。

加齢

加齢により、唇の皮膚の保湿力が低下し、乾燥しやすくなります。年齢とともに変化する唇の状態に合わせたケアが必要です。

しっかり保湿と紫外線対策を行いましょう。

唇を乾燥させてしまう行動

唇を乾燥させる原因となる行動には、唇をこする、皮をむく、唇をなめるなどが挙げられます。これらの行動を避け、適切なケアを心がけることで乾燥を予防できます。

日常生活の中で、うっかりしていると起こしがちな唇を乾燥させる行動がいくつかあります。

例えば、ストレスなどで知らず知らずのうちに唇をこする、皮をむく、唇をなめる、噛むなどです。これらの行動は、唇の乾燥を悪化させる原因となります。

意識的にこれらの行動を避け、適切な保湿ケアを行うことが乾燥対策に繋がります。

乾燥の原因となる行動を自覚し、避けることで、唇の乾燥や荒れを予防しましょう。また、日々の保湿ケアを徹底することが、唇をすこやかに保つ重要なポイントです。

唇をこする

ストレスや習慣で無意識に唇をこすることがありますが、これが唇の乾燥や荒れの原因になることがあります。

唇をこすると、皮膚のバリア機能が低下し、乾燥が進んでしまいます。また、こすった部分に刺激が加わり、炎症が起こりやすくなります。

メイクを落とす際や洗顔の際、水分を拭き取る際にもこするのはいけません。シートタイプのクレンジングは摩擦の原因につながりやすいので、乾燥しているときはなるべく避けましょう。

唇をこすることが乾燥や荒れの原因になるため、意識的にこすらないようにしましょう。また、こすってしまった場合は、速やかに保湿ケアをして症状を軽減させましょう。

唇の皮をむく

唇が乾燥して皮がぽろぽろと剥がれたとき、つい指で皮をむいてしまうことがあります。しかし、これは症状の悪化に繋がり、避けるべき行為です。

皮をむくことで生じる炎症や、唇の乾燥をさらに悪化させることがあります。無意識に唇の皮をむく癖がある場合は、その癖に気付き改善することが重要です。

代わりにリップクリームや保湿クリームを使用し、唇の水分を保つように努めましょう。

また、乾燥が気になる時期や環境では、より徹底した保湿ケアを行うことが大切です。

唇の皮をむくことが乾燥や荒れを悪化させるため、意識的にその行為を避けましょう。適切な保湿ケアを行い、唇の水分バランスを整えることで、皮剥けを予防し、すこやかな唇を保ちましょう。

唇をなめる

つい癖で唇をなめてしまうことがありますが、これも実は乾燥や荒れの原因になります。

唇をなめることで、唾液が乾燥させる要因となり、かえって唇の乾燥が進みます。さらに、唾液には消化酵素が含まれており、これが唇に刺激を与え、炎症や荒れを引き起こすことがあります。

また、摩擦の刺激にもなります。唇が乾燥するたびになめる癖がある場合は、リップクリームなどで保湿し、癖を改善しましょう。ミント系など舐めるとピリッとするタイプのリップクリームなどを使用するのも手です。

唇が乾燥したときに現れる症状は?

唇が乾燥しているときに現れる症状には、カサカサした感触、ひび割れ、端が切れる、赤み、痛み、皮剥けなどがあります。これらの症状が出た場合、適切な保湿ケアを行うことが重要です。

唇の乾燥が進むと、次第にカサカサ感やひび割れが起こります。さらに乾燥が深刻になると端が切れたり、赤みや痛みが伴うことがあります。これらの症状が出た場合は、速やかに保湿ケアを行い、症状を改善しましょう。

また、唇の乾燥が慢性化すると、皮剥けや炎症の原因にもなりますので、早めの対策が大切です。皮剥けは絶対に無理に取らないようにしましょう。出血などの原因になってしまいます。

唇の端が切れるのは?

唇の端が切れる原因として、乾燥、摩擦、アレルギー、ビタミン不足などが挙げられます。

口唇炎、口角炎、口唇ヘルペスなどの場合もあるので、原因を特定し、適切なケアを行うことで改善が期待できます。

長く続く場合ではセルフケアでは治らない可能性が高いですが、飲み薬や塗り薬を使用するとすぐに改善するケースもあるので、早めに皮膚科を受診しましょう。

ストレスや内臓の病気と関係ある?

ストレスや内臓の病気も、唇の乾燥や荒れに影響を与える場合があります。症状が改善しない場合は、適切な専門家の診断を受けることが大切です。

ストレスは免疫力の低下や自律神経失調を引き起こし、これが唇の乾燥や荒れに影響を与えます。また、内臓の病気や栄養不足も、肌全体の乾燥を招くことがあります。

通常の保湿ケアで改善しない場合や、症状が悪化していると感じるときは、医師や皮膚科専門医の診断を受けて適切な対策を講じる必要があります。

まとめ

唇の乾燥や荒れ、剥がれる原因は、皮膚のバリア機能の低下、環境要因、加齢、ストレス、内臓疾患、強い刺激、メイクなどが挙げられます。

また、唇の端が切れる原因としては、乾燥、摩擦、アレルギー、ビタミン不足、口角炎や口唇炎、ヘルペスなどが考えられます。

これらの問題に対処するためには、保湿ケアを行い、環境を改善し、食生活を見直し、ストレスを軽減することが重要です。

また、メイク製品を選ぶ際には保湿成分が含まれたものを選び、適切なスキンケアを心がけることが大切です。年齢に応じたケアや、原因に応じた対策を行うことで、唇の健康を維持できます。

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