【2023年】ニキビを悪化させないで隠すコンシーラー|薬用アイテムなら治ることも

ページ更新日:2023年1月2日

【2023年】ニキビを悪化させないで隠すコンシーラー|薬用アイテムなら治ることも
監修者
岡本妃香里
岡本妃香里
日本化粧品検定1級 美容ライター
薬学部薬学科を卒業後、大手ドラッグストアで勤務。その後ライターとしての活動を始め日本化粧品検定1級を取得。サプリメントの監修や美容クリニックの記事執筆、コスメの選び方の解説などさまざまな執筆活動を行っている。

※監修者は「コンシーラーの使い方」「コンシーラーの選び方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介しているオールインワンジェルのうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。

「ニキビを隠したいけどコンシーラーを使うと悪化しそう」
「コンシーラーを使ってもうまくニキビ跡を隠せない」

少しでもお肌をきれいに見せたいとは思ってもいても、コンシーラーを使うことに不安があったり、うまく隠せずに困ったりしていませんか? せっかく隠したのに時間が経つと崩れてしまうこともありますよね。隠し方にはコツがあります。

そこで今回は、そもそもニキビ、ニキビ跡にコンシーラーを使ってもいいのか、どうすれば自然にニキビをカバーできるのか、隠しながら治すコツなどを解説します。おすすめの商品も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ニキビを悪化させないコンシーラーの選び方


お肌の負担を最小限に抑えながらきれいにニキビを隠すためには、次に紹介する3つのポイントを意識することが大切です。
・薬用コンシーラーを選ぶ
・お肌に合うカラーを選ぶ
・コンシーラーのタイプで選ぶ
この3つのポイントを押さえるだけで、理想のコンシーラーを見つけやすくなりますよ。

① できるだけニキビ専用の薬用コンシーラーを選ぶ


コンシーラーのなかには、殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールや、抗炎症成分のグリチルリチン酸などが含まれた薬用タイプのものもあります。ニキビを隠しながら治すのが目的の方にとってはアクネ菌を殺菌したり炎症を抑えたりできることがメリットです。

ただし、薬用コンシーラーは商品数が少なく、カラー展開もあまり多くないのがデメリット。薬用かどうかはあまりこだわらず、カバー力や自分のお肌に合うカラーがあるかどうかを優先したほうがよいでしょう。

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岡本妃香里
岡本妃香里
日本化粧品検定1級 美容ライター
薬用コンシーラーには殺菌成分や抗炎症成分などが配合されていますが、分類上はあくまでも化粧品。医薬品の塗り薬のようにニキビを治す効果はありません。「隠しながら治したい」という方は、肌色タイプの塗り薬を選ぶのも一つの方法でしょう。

② 隠したい肌トラブルに合わせて選ぶ


ニキビといっても、人によっては白く盛り上がっているだけの方もいれば、炎症を起こして赤くなっている方、ニキビ跡を隠したい方もいたりとお肌の状態はさまざまです。うまくニキビをコンシーラーで隠すためには、お肌の状態に合わせた色選びがポイントとなります。

赤みが強いニキビには、肌と同じトーンor少し暗めの色がベスト


赤みをしっかり押さえたい方は、お肌と同じ色かもしくは少し暗めの色を選びましょう。ベージュ系の色なら肌なじみがよいため、しっかりと赤みを目立たなくしてくれます。

ピンクやオレンジ系はかえって赤みが目立ってしまうので使用は控えるのが◎。自分に合う色がない方は、オリジナルでブレンドするのもおすすめ。

まばらなニキビ跡には、グリーン系のコントロールカラーが◎


ニキビの数が多く、顔全体が赤みを帯びている場合はグリーン系のコンシーラーを使うのもよいでしょう。グリーンは赤色と補色の関係にあるため、ニキビによる赤みを目立たなくしてくれるのです。

しかし、グリーンのコンシーラーはカバー力があまりないため、赤みを完全に目立たなくするのは難しいもの。赤みが広範囲に広がっている方は、まずグリーンのコントロールカラーを使って赤みを抑え、その上からベージュ系のコンシーラーを使うのがおすすめです。

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岡本妃香里
岡本妃香里
日本化粧品検定1級 美容ライター
コントロールカラーとは、お肌の赤みやくすみなどを補正するものです。コンシーラーほどのカバー力はないものの、ベースに塗ることでお肌の色を均一に整えてくれます。コンシーラーだけでニキビをカバーしようとすると厚塗りになってしまうこともあるため、コントロールカラーを取り入れることで厚塗り感を出さず自然に目立たなくできます。

③ 違いを理解して選ぶ


コンシーラーには、リキッドタイプやクリームタイプ、スティックタイプなどさまざまな形状のものがあります。形状によってカバー力や特徴が違うため、自分のニキビに合ったタイプを選ぶようにしましょう。

リキッドタイプ・クリームタイプなら自然にカバーできる


リキッドタイプやクリームタイプは伸びがよいため、口元や目元など皮膚がよく動く部分のカバーに向いています。商品にもよりますが、カバー力は中程度のものが多いためあまり赤みが強くないタイプのニキビ向けです。

ニキビ跡が気になる方にとっては、凹みを埋めようとしてドバっとつけるのは禁物です。リキッドタイプならチップやブラシがついているため、少量ずつつけられるのがメリット。こってりしたタイプのコンシーラーなら、お肌のでこぼこをフラットに整えてくれる効果も期待できます。

スティックタイプ・ペンシルタイプなら、ピンポイントでカバーが可能


スティックタイプやペンシルタイプは、カバー力に優れていることが大きな特徴です。リキッドタイプやクリームタイプと比べるとヨレやすいため、頬やおでこなど皮膚の動きが少ない部位への使用に向いています。

赤みが強いニキビは、スティックタイプやペンシルタイプのほうがカバーしやすいでしょう。ただし、そのまま使うと細かいところまで塗るのが難しいため、ブラシに取って塗るのがおすすめです。

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岡本妃香里
岡本妃香里
日本化粧品検定1級 美容ライター
スティックタイプやペンシルタイプだとベタつきを感じやすい方は、ノンオイルタイプのものを選んでみてください。また、ニキビの元となるコメドの発生を抑えられることが確認されているノンコメドジェニック処方かどうかもチェックするようにしましょう。

パウダータイプは、赤み補正ならOK


パウダータイプのコンシーラーは、ほかのタイプと比べるとカバー力に劣ります。そのためがっつりと赤みが出ているニキビを隠すのには不向き。

軽いニキビ跡が気になる方や、赤みがあまり目立たない方向けのコンシーラーです。サラっとした仕上がりになるため、お肌がベタつきやすい方にも向いています

肌にあったテクスチャーを選べばヨレにくい


コンシーラーは固いもの(スティックタイプやペンシルタイプ)ほどヨレやすく、やわらかいもの(リキッドタイプやクリームタイプ)ほどヨレにくいのが特徴。

ただし、カバー力は固い物>やわらかいものなので、うまく使い分けることが大切です。目元や口元はリキッドタイプやクリームタイプ、頬やおでこなどはスティックタイプやペンシルタイプなどが向いています。

ニキビはコンシーラーで悪化する?


お肌に合っていないコンシーラーを選んだり、クレンジングしきれずお肌に残った状態が続いたりすると、ニキビが悪化する可能性があります

とくに炎症を起こしている赤ニキビや黄ニキビにコンシーラーを使う場合は要注意。塗るときの刺激でニキビが悪化したり、コンシーラーに含まれる油分の影響でアクネ菌が繁殖しやすくなったりします。そのため、コンシーラーを使う頻度は最小限にとどめ、ニキビをできるだけ刺激しないようにすることが大切です。

また、コンシーラーを使った後はしっかりオフすることも忘れずに。コンシーラーに限らず落とし切れていないメイクは雑菌が繁殖する原因となり、ニキビや肌荒れを引き起こしやすくなります。

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岡本妃香里
岡本妃香里
日本化粧品検定1級 美容ライター
ニキビにコンシーラーを使ってはいけないということはありませんが、使い方によってはニキビを悪化させることがあります。コンシーラーの使用は外出中のときのみにとどめ、帰宅したらすぐにオフするのがおすすめです。オフするときもお肌をこすらず優しく落とすように心がけてください。

コンシーラーでニキビを隠すためのコツとは?


「コンシーラーを買ってみのたはいいけど、なんだか浮いてしまってうまく隠せない」という経験はありませんか? そのようなときは、次に紹介する2つの方法をぜひ試してみてください。

【ステップ1】少しはみ出して置き、まわりを馴染ませる


ニキビを上手に隠すためには、どれだけ違和感なくお肌と馴染ませられるかがポイント。ニキビの部分にだけ塗るとどうしても浮いて見えてしまうため、ニキビの周りまで塗ってからぼかしてお肌に馴染ませましょう。ニキビ跡を隠したい場合も、凹みの部分だけではなく少し広めにとってぼかすのがコツです。

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岡本妃香里
岡本妃香里
日本化粧品検定1級 美容ライター
また、うまく馴染ませるためには、コンシーラーを何色か揃えておくのがおすすめです。お肌とほぼ同じ色のもの、やや明るいもの、やや暗いものの3色があればだいたいのニキビを隠すことができます。

【ステップ2】暗い色から明るい色の順番でぼかす


まずは暗めの色を取ってニキビを覆うように乗せ、上から明るめの色を乗せてぼかしていきましょう。

暗めの色はニキビとその周辺に、明るめの色はそれよりさらに広めに乗せることで肌馴染みをよくできます。どうしてもコンシーラーの浮きが気になる方は、上からパウダーをのせると一体感が出て目立ちにくくなりますよ。

【ステップ3】ファンデーションの重ね方に注意する


コンシーラーを使うタイミングは、ファンデーションの種類によって変わるので要注意。

〈コンシーラーを塗る順番〉
・パウダーファンデーションを使っている方
コンシーラー→ファンデーション

・リキッドファンデーションを使っている方
ファンデーション→コンシーラー

塗る順番を間違えると、コンシーラーがヨレやすくなりカバー力が低下してしまいます。

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岡本妃香里
岡本妃香里
日本化粧品検定1級 美容ライター
クッションファンデやBBクリームを使っている方は、リキッドファンデーションと同じようにファンデーション→コンシーラーの順番で塗ってください。水分の多いファンデーションを使うときは後からコンシーラーを使うと覚えておくとよいでしょう。

【ステップ4】使い捨てできる綿棒で塗ってみる


チップや手で塗るのもよいですが、コンシーラーがうまくお肌に乗らないときは綿棒を使うのもおすすめ

綿棒の先を少し潰しておくことで、お肌に馴染ませやすくなります。チップや手で塗るときと比べて小回りがきくため、自然な仕上がりにすることが可能です。

【ワンポイントアドバイス】ニキビを悪化させないように注意しよう


お肌に合わないコンシーラーを選んだり、クレンジングが不十分だったりするとニキビが悪化してしまう可能性があります。炎症がひどいときはできるだけ短時間の使用にとどめ、ニキビに刺激を与えないようにしましょう。

赤みを隠したいときは、お肌と同じかやや暗めのベージュ系を選ぶと自然にカバーできます。ニキビをうまく隠せると、いつもよりメイクをもっと楽しめるはず。ニキビ対策も行いながらコンシーラーでうまくカバーし、毎日を健やかに過ごしたいですね。

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