※監修者は「敏感肌の原因、特徴」「化粧水の選び方」「化粧水の使い方」について監修をおこなっています。おすすめに掲載している商品は監修者が選定したものではなく編集部が口コミを集計したものです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事で紹介している化粧水のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。化粧品等には認められていません。
※「パッチテスト済み」は、すべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。「アレルギーテスト済み」はすべての人にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありません。 「スティンギングテスト済み」は低刺激性化粧品の根拠として有用な試験ですが、すべての人にかゆみやヒリヒリ感が発生しないことを保証するものではございません。 「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。
敏感肌の時は高保湿の化粧水でケアして粘り強く沈静化していくのがおすすめ。
季節の変わり目、花粉、ストレスなど、さまざまな要因で私たちの肌質は日々変化しています。そんな中ちょっとしたことがきっかけで肌が敏感になってしてしまうことも。そんな時は、「敏感肌向け化粧水」で優しくケアすることがおすすめ。
本記事では低刺激で保湿力の高い化粧水など、敏感肌にピッタリの化粧水をご紹介。ドラッグストアのレギュラーアイテムから、デパコス、プチプラ商品まで幅広いラインナップでお届けします。
肌が敏感になっているときは顔の赤みやかゆみなどに悩まされ、今まで使っていた化粧水が肌に合わなくなってくることがありますよね。肌に化粧水がしみたり、敏感肌が治らないという方は使用アイテムを見直しましょう。
赤みやかゆみのある肌は、炎症が続いている状態です。炎症が続くと、細胞を傷つけてシミやシワの原因になることもあります。エイジングケアのためにも敏感肌のケアを徹底して、早めに改善しておきたいところです。
そんな敏感肌のケアの救世主とも言えるのが鎮静成分が配合された化粧水。ここでは敏感になった肌を鎮静してくれる役割を持つ成分を紹介いたします。
「グリチル酸ジカリウム」「アラントイン」は敏感肌の赤みやかゆみを抑える抗炎症成分。
多くの敏感肌用の化粧水に配合されている成分で、ニキビ跡の赤みやニキビ予防にも効果が期待できます。
「アズレン」というカモミールの精油に含まれる成分も、抗炎症成分で肌荒れの改善にもおすすめ。他にも自分の身を大自然から守る、花や植物などの植物由来の成分は抗炎症の化粧水に多く含まれています。
また、韓国コスメの「シカ」コスメは植物由来の「ツボクサエキス」が配合されたスキンケアアイテムのこと。肌トラブルを鎮静し、敏感肌のケアに効果があると人気です。
炎症を抑え鎮静効果のある植物由来エキス
季節の変わり目や花粉、アレルギーなどでいわゆるゆらぎ肌になっている場合は角質層の保湿が必要です。高保湿成分が含まれる化粧水でしっかりケアし、肌のバリア機能を高めて敏感肌を改善しましょう。
「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「セラミド」の3つの成分は、もともと人の肌のも含まれる代表的な保湿成分で、敏感な肌にも刺激になりません。外から補うことでも保湿力を発揮し、バリア機能が低下した肌にうるおいと弾力を与え、肌のキメを整えます。
抗炎症成分や保湿成分が多く含まれた、敏感肌でも使いやすい代表的なブランドを紹介します。ドラッグストアなどで手軽に手に入るものが多いのでぜひチェックしてください。
乾燥性敏感肌におすすめなスキンケアブランドが「キュレル」。
肌が乾燥してバリア機能が弱まった肌のために考えられたアイテムで、セラミドを守り、補い、うるおいを与える効果が期待できる化粧水です。セラミドによって保湿された肌は、水分の蒸発を抑え外部刺激からのバリア機能を高めてくれます。
△「キュレル 潤浸保湿 化粧水 III とてもしっとり」肌の必須成分「セラミド」の働きを守り、肌荒れを防いで、しっとりみずみずしい肌へ。しっとり保湿してくれるのにベタづかないのが魅力。
季節の変わり目などの環境の変化や、生活の乱れによって肌が敏感になってしまうことってありますよね。「dプログラム」は、そんな変化に対して起こる敏感肌の改善にアプローチできるブランドです。肌状態に合わせて選べる5ラインなので、自分の肌質や肌の状況にぴったり合ったアイテムを見つけることができるはず。
△「モイストケア エマルジョン MB」しっとりもちもちとした透明感あふれる美肌に導く化粧水です。 ニキビや生理前の肌荒れにアプローチして肌の状態を整えてくれる。
「ラロッシュポゼ」は、敏感肌のために生まれたフランスのスキンケアブランド。フランスの湧水を使用したアイテムが肌を健やかでうるおった状態に保ちます。日本人の肌を考えて開発された化粧水や、日焼け止めなどアイテムが豊富なところも魅力的です。
△「エファクラ モイスチャー バランス ローション」サリチル酸とグリチルリチン酸ジカリウム配合したニキビを防ぐしっとりタイプの薬用化粧水。揺らぎやすい肌が安定するように。
保水有効成分ヘパリン類似物質配合のスキンケアアイテムを展開する「カルテHD」。肌本来のうるおい構造を立てなおし、肌をうるおった状態に導きバリア機能を高める効果が期待できます。抗炎症成分である「グリチル酸ジカリウム」も含まれていて、肌を鎮静して健やかな美肌を目指せますよ。
△「カルテHD モイスチュア ローション」ヘパリン類似物質をはじめとした肌にうるおいを与え、すこやかに保つ成分を豊富に配合。敏感肌用の化粧水でも荒れてしまう肌にさえ使えるやさしい化粧水。
敏感肌のための薬用スキンケアアイテム「イハダ」。繰り返す肌トラブルを先回りしてケアし、改善へ導きます。イハダの化粧水は、うるおい成分である高精製ワセリン配合。乾燥から肌を守り、アラントインやグリチルリチン塩酸などの肌荒れ有効成分が、肌を沈静させる効果があります。
△「イハダ 薬用ローション(とてもしっとり)」高精製ワセリンと2つの抗肌あれ有効成分が、乾燥などの肌トラブルを予防。しっとりしていて塗ったあと肌がもちもちする感じが魅力。
お肌が敏感になった時ぐらい、ちょっぴり贅沢なデパコス化粧水を使ってみませんか? 敏感肌になって気持ちが落ち込んでしまっているのなら、普段はあまり使わないデパコスを自分のお肌へのご褒美として買うことで気分を盛り上げていきましょう。スキンケアも大事ですが、気持ちの部分も肌状態には影響するのでポジティブに働くはずですよ。
肌あれやニキビを防ぎ、ふっくら弾む肌に導きながら隙なく透明感で満たす薬用ローション。数々のコスメ大賞で上位を獲ったお墨付き。独自に選び抜いたコンプレックス成分「美肌糖」を配合。透明感があふれる、みずみずしく潤いつづける肌へと導いてくれます。
透明感のあるクリアな素肌へ導くSK-IIを代表するエッセンス。SK-II ピテラを配合、肌荒れを防いで、肌本来の働きを整えるトリートメント効果の高い化粧水。リピーターの多いロングセラーアイテムで、肌にハリやツヤを与え、輝くようなクリアな素肌へ導きます。
白神産の5種の厳選植物を純白麹「しらかみ」で発酵。エイジングサインはもちろん、肌質や年代を問わず、あらゆる肌に多彩な効果をもたらすことを目指した濃密化粧液。濃厚で上質な手ざわりの化粧液が、キメを整えしなやかでハリのある肌へ導きます。
95%自然由来成分のまるで美容液のようなローション。ディオールの独自技術で発酵させた「マルチ ファーメンティッド ロンゴザ」や「ヒアルロン酸」を配合し、潤いに満ちたふっくら弾む肌へ導いてくれます。
デパコスならではのパッケージの可愛さ・香りの良さで自分へのご褒美やプレゼントにもぴったり。
肌のすみずみまで潤いを届ける高浸透・高保湿のトリートメントローション。モイスチャー成分「スクワラン」を超微細化し、独自のマイクロエマルジョン処方によって肌の水分・油分のバランスを整えます。
バシャバシャと使えますが、肌に重めに残る感じがあるので、コスパの高さも期待できます。
「あれ? 肌が敏感になってる?」と感じたら化粧水の買い替えを検討してみましょう。
どの化粧水を選んで良いかわからないって人は、以下のポイントをおさえながら選べば大丈夫です。
敏感肌とは、皮膚のバリア機能の低下により肌を健康に保てていない状態のこと。
さまざまな刺激から肌を守ることができず、肌が乾燥してつっぱり感を感じることもあれば、反対に肌がベタついて感じるなど、症状が異なる肌トラブルが発生します。
まずは自分がどのタイプの敏感肌なのか知るところからはじめていきましょう。
敏感肌は大きく分けて5つの種類に分かれます。
「自身がどの敏感肌のタイプなのかをしっかり把握すること」が肌質を改善していく一番の近道。まずは今の自分の肌がどういう状態なのか把握しましょう。
乾燥肌が悪化し、肌のバリア機能が低下してかゆみや湿疹、ニキビなどさまざまな肌トラブルを引き起こす状態になった肌を乾燥性敏感肌といいます。
乾燥肌の方が肌の乾燥を放っておくと、乾燥性敏感肌になり肌トラブルを繰り返すこともあり得ます。そうならないように、普段から保湿を重視したスキンケアを心がけましょう。
ニキビや吹き出物ができやすく、毛穴が詰まるなど過剰な皮脂分泌によって肌トラブルが起きる方は、脂性敏感肌といえるでしょう。バリア機能の低下により肌が乾燥し、その状態をカバーしようとする肌の働きが皮脂を過剰に分泌させる原因になっています。
抗炎症成分や保湿成分の高い化粧水のスキンケアがおすすめです。
季節の変わり目や環境変化によるストレス、生活の乱れなどで敏感な状態になった肌を、ゆらぎ敏感肌と呼びます。元々角質層にあるうるおい因子が減少したことによって、肌のバリア機能が低下。少しの刺激でも敏感な状態の肌には強い刺激に感じ、かゆみや赤みなどの肌トラブルを引き起こしやすくなるのです。
スキンケアを見直してしっかり保湿をして、肌を鎮静させましょう。
花粉やダニ、ほこりや紫外線を浴びすぎたことなどによって、肌トラブルに悩まされる経験ってありますよね。アレルギーの原因であるアレルゲンに反応して、敏感になっている状態のことをアレルギー性敏感肌と呼びます。やはりバリア機能が低下することによって肌トラブルになりやすくなるため、しっかり保湿を行いバリア機能を高めることで改善にアプローチできます。
自分の肌質に合っていないスキンケアアイテムを使い続けたり、スキンケアを怠ってしまったりする状態が続くとニキビができたり乾燥性敏感肌になってしまったりと、肌トラブルの原因になります。自分の肌質を見極めて、自分の肌の水分バランスを健やかに保つスキンケアアイテムを使用しましょう。
1日に何度もマスクを着脱する機会があるかと思いますが、マスクによっても敏感肌になりやすいといわれています。
マスクをしている間に湿度が高まり雑菌が増えたりしてニキビの原因になったり、マスクを外した際にマスク内に溜まっていた水分が蒸発して肌の本来必要な水分まで蒸発してしまったりします。そして肌が乾燥して肌トラブルを引き起こす原因に。
また、何度もマスクを着脱することにより肌の大敵である摩擦を引き起こし、バリア機能の低下につながることもあるため、スキンケアで肌を鎮静させることが大切です。
敏感肌の原因の原因はさまざまですが、「外的要因」と「内的要因」のどちらかが原因となります。
外的要因
洗顔のしすぎ、花粉、黄砂、マスクによる摩擦、お風呂でのケア不足など
内的要因
ストレス、生活習慣、食生活、ホルモンバランス、加齢、疲れなど
どちらの要因も肌のバリア機能が正常なときは、自然と肌を整えてくれますが、バリア機能が低下すると皮脂や水分コントロールが正常に機能しなくなり、乾燥やベタつきにつながってしまいます。
ご自身の肌質は何のか? 敏感肌だと思っていたら乾燥肌だったなんて話はよく聞くもの。上記のチャート表を参考に自分の肌質は何のかチェックしてみください。
※チャートの判断は目安です
ここからはさらに詳しく敏感肌の方が化粧水を選ぶポイントをあげていきます。
自分の肌質や肌悩みに合わせて、必要な効果を発揮する敏感肌向け化粧水を選べるようになりましょう。
バリア機能が低下し、肌が過剰に反応しやすくなっている敏感肌の時は、低刺激で肌に優しいものや、アレルギーテストやスティンギングテストといった安全性テストを行っている化粧水を選ぶ方が無難。
・アレルギーテスト
アレルギーによる皮膚反応が見られるかどうかをチェック
・ノンコメンドジェニックテスト
ニキビになりにくい製品かをチェック
・スティンギングテスト
一時的なヒリヒリやかゆみ感などの感覚刺激(スティンギング)を評価
・パッチテスト
肌に赤みやかゆみ・水ぶくれなど、かぶれの原因物質を調べる
また肌に負担がかかる要素も避けておいた方が良いので、敏感肌の方は下記の表記がある商品を選ぶのがおすすめ。
・低刺激性
かぶれやアレルギーの抗原になりやすい成分を最小限に抑えた化粧品
・無香料
香料を使用しておらず、香料でのかぶれやアレルギーを起こす心配がない
・無着色
本来化粧品には必要としない着色料を使用していない
・アルコールフリー
アルコール類を使用していない
逆に刺激を感じる恐れのある成分が入っている商品は避けるようにしましょう。
また無添加であれば敏感肌に良いと思っている方もいますが大きな間違いです。無添加=刺激がない、ということでありませんので、しっかり商品パッケージなどに記載された成分をチェックしましょう。
肌にもともと存在する保湿成分が不足しうるおいバランスが崩れると、バリア機能が低下して肌が敏感な状態になってしまいます。肌のうるおいバランスが崩れた場合は、外部からスキンケアで補い、うるおいを与えることで肌を健やかな状態に戻すことが重要です。
「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「セラミド」の3つの成分は、もともと人の肌のも含まれる代表的な保湿成分で、バリア機能が低下した肌にうるおいと弾力を与えキメを整える役割があります。刺激になりにくい成分のため、敏感肌にもおすすめです。こういった高保湿成分の化粧水を選び、肌のうるおいバランスを整えましょう。
敏感肌の時に出る悩み別に有効な成分を見ていきましょう。
私たちは季節に関係なく「紫外線」を浴びつづけています。屋外はもちろん、屋内にいても完全に防ぐことはできません。
また、日々の「疲れ」や「ストレス」による活性酸素の刺激も、シミやそばかすの原因になるメラニンの生成を促進します。
そこで大切なのが「メラニン生成を抑える」「お肌の健康を維持する」成分なんです。
メラニン生成を抑える成分
・カモミラET
キク科植物のジャーマンカモミールを原料とした天然成分。紀元前1世紀ごろからお肌の透明感を保つのに使われている。
・コウジ酸
日本酒や醤油などの発酵食品を製造する際に使用する麹に含まれる菌が生成する成分。日頃から麹を扱う方の手が白いことから注目を集めた。
・ハイドロキノン
医療機関で処方される成分。コウジ菌同様チロシナーゼの働きを抑える
・マグノリグナン
モクレン科ホオノキの樹皮に多く含まれる天然成分。医薬部外品の有効成分として認められている。
・ニコチン酸アミド
ビタミンの一種。ナイアシンと呼ばれている。ビタミンB3とも呼ばれ、お肌の健康維持に関わっている。
お肌の健康を維持する成分
・ビタミンC誘導体
ビタミンCの安定性や吸収性の問題を改善した成分。肌内部の酵素によって分解されて、ビタミンCとして働く
・デクスパンテノール
肌の細胞にアプローチしお肌を若々しく保つ。近年、認可がおりた最も新しい成分
・リノール酸S
食用にも使用される紅花油などにも含まれているリノール酸を改良した成分。美白が気になる方にも注目されている。
・4MSK
4-メトキシサリチル酸カリウム塩の略。シミ部位で起きる角化に働きかける
・エナジーシグナルAMP
成分名アデノシン-リン酸二ナトリウム OT。ターンオーバーが気になっているに方におすすめ
エイジングケアとはその名の通り、加齢(エイジング)に合わせたお手入れ(ケア)。年齢と共にお肌の機能も衰えはじめます。
加齢により、お肌にハリを保つために生産されるコラーゲンが減少し、肌の保湿に必要不可欠なヒアルロン酸の生成も減少していきます。
ここでは敏感肌のケアもしつつ、エイジングケアの代表的なハリ・保湿・酸化にアプローチできる成分をいくつかご紹介します。
弾力・ハリに有効な成分
・コラーゲン
肌で生産されているタンパク質のひとつ。さまざまなアミノ酸が結合しコラーゲンとなる
・エラスチン
コラーゲンを束ねる因子。しなやかな弾力性がある。赤ちゃんのころまでに生成され、あとは減少してしまう
・ネオダーミル
水、グリセリン、メチルグルコシド6 リン酸、リシン、銅、プロリンを混合した化粧品成分、皮膚に多く含まれるⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲン、エラスチンと深い関わりがある
・アセチルヘキサペプチド
植物性のアミノ酸が結合した成分。「ペプチド」と呼ばれ、お肌をなめらかに保つ成分として注目されている
・プラチナ
通称「ナノコロイド」分子が細かくお肌を若々しく保つ効果を持っている。安定性が高く、プラチナ自体が酸化を受けないため、半永久的に保持する
潤いを保つのに効果的な成分
・ヒアルロン酸
1グラムで2〜6リットルの水分を蓄えると言われている。角質層内にみずみずしさを保ち、滑らかな質感を生み出す
・プラセンタ
豚、牛、馬の胎盤から抽出される成分。保湿、透明感アップ、お肌の健康維持とさまざまな働きをもっている
・ナールスゲン
保湿力にすぐれたアミノ酸誘導体。分子量が極めて細かい。水分の保持、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、グルタチオンと相性がよいことで知られている
・ナイアシンアミド
ビタミンB3の1種。紫外線のダメージを受けやすい方の味方として知られている。肌荒れ予防にも効果的
ニキビ予防には肌を清潔に整えつつ、炎症がおこりづらい状態を保つ「肌荒れ予防成分」と肌を健やかに保つ「殺菌成分」が含まれている「薬用化粧水」も人によっては有効です。
肌荒れ予防成分
・ステアリル
マメ科植物カンゾウの根から取れる天然成分。肌荒れの予防に効果がある
・アラントイン
皮膚や粘膜の健康を維持し、肌荒れを予防する。安全性が評価されており、、低刺激だと言われている
・グリチルリチン酸ジカリウム
甘草(カンゾウ)という植物が原料。肌荒れを予防する「肌荒れ予防有効成分」として承認されている
肌を健やかに保つ成分
・レゾルシン
角質を柔らかくする働きにすぐれている、毛穴が詰まりやすい方でも使いやすい
・イオウ
角質を柔らかくする働きがある。ニキビができやすい脂性肌の方にもおすすめ
敏感肌は「医薬部外品」「薬用」と記載のあるスキンケアアイテムの使用がおすすめ。医薬部外品、薬用と記載のあるアイテムは、厚生労働省が許可した有効成分が配合されているため、成分の効果が期待でき予防にも役立ちます。「にきびを防ぐ」など、認められた効果・効能の記載があるのでチェックしてみましょう。
肌が敏感なときは、有効成分が配合されている「医薬部外品」のアイテムを選ぶのがいいでしょう。
多くの配合成分を教えられても覚えられない!という方も多いのではないでしょうか? そんなときは配合成分数が10〜15ぐらいのシンプル処方の化粧水を選びましょう。
成分構成がシンプルなことを確認したら、配合されている保湿成分に注目しましょう。ヒアルロン酸やコラーゲンといった定番の保湿成分から肌にやさしくやさしく高保湿のグリセリン、ベタつきを抑えるならBGやDPGといった保湿成分が配合されているものを選んでください。
毎日使用するスキンケアアイテムは、使い心地や香りなども重要ですよね。乾燥肌の方はしっとりとしたテクスチャーのものを、脂性肌の方は水のようなテクスチャーで軽い使い心地のものを選びましょう。
また、クセのある強い香りだと感じる場合は避けるのがベスト。毎日顔に塗るものなので、スキンケアが億劫になってしまう不安要素はできる限り避けてください。
自分が継続して使用し続けられるような、心地いい使用感のものを選びましょう。
角質を柔らかくするための敏感肌の方のためのスキンケアの方法をレクチャー。ニキビができやすい脂性肌の方にもおすすめのスキンケアの方法を見ていきましょう。
一度にたくさん化粧水を肌に入れようとしてもしっかりとお肌に入っていきません。手順を守ることで、しっかりと肌の奥まで化粧水を浸透させることができます。
敏感肌は乾燥に弱いため気になる部分には化粧水の重ね付けがおすすめですよ。
摩擦は肌のバリア機能を低下させてしまう原因。スキンケアの際も気をつけましょう。やさしく肌に触れて、コットンを使う場合も擦らずにパッティングしてください。
肌の厚さは約2㎜ととても薄く、その皮膚の中でも一番外側の部位である「角質層」はわずか0.02㎜。こすって摩擦が起きると簡単に剥がれやすく、肌のターンオーバーが乱れてしまいます。
ターンオーバーが乱れると、バリア機能の低下につながり肌荒れを引き起こす原因に。肌が敏感な状態の時は、より摩擦を避けて肌に負担がかからないように意識しましょう。
敏感肌のスキンケアは保湿が重要です。化粧水でうるおいを与えた後は、水分を逃さないように乳液やクリームでしっかり保湿することがポイント。
「脂性肌だから、化粧水だけでOK」と思っている人は間違い!脂性肌でも、スキンケアの仕上げに乳液でしっかり蓋をして肌の水分バランスを整える必要があります。
ただし、肌質に合ったアイテムを使用しなければ意味がありません。乾燥肌の方は肌の水分が蒸発しないように高保湿成分のアイテムを使用し、脂性肌の方はベタつきがないジェル状のアイテムがおすすめです。
それぞれの肌質に合った保湿アイテムを使用し、肌のうるおいをキープしましょう。
敏感肌の時はさまざまな刺激に対して過剰に反応してしまいます。ある日突然、スキンケアでヒリつきや、ツッパリなどの変化を感じたら肌が敏感肌に傾いている可能性が。
そんなときは日ごろのスキンケアをいったんお休みし、肌に負担の少ない敏感肌用のスキンケアアイテムを使用していきましょう。
ヒリヒリ感が気になる場合は、肌荒れを予防する成分が入った保湿バームを使うのもよいでしょう。
荒れ予防成分と高保湿成分を含んでいるものなら、肌を優しく包んでカバーをしてくれます。
肌がヒリヒリしているのは肌が炎症を起こし、乾燥が進み肌が怪我をしたような状態にることが原因です。お肌を保護してくれる保湿バームは、敏感肌にはうってつけのアイテム。
マスク荒れでお悩みの方にもおすすめの商品。資生堂の「薬用バーム(イハダ)【医薬部外品】」などが有名です。
ビタミンCとビタミンEはお肌を若々しく保つさまざまな働きをもつ栄養素。
生活習慣の乱れや、加齢など、の影響を受けたお肌をいたわってくれますます。
美容成分としても定番の成分のため、いつまでもハリと透明感を維持したい方のサポート役として活躍してくれるでしょう。
敏感肌になった場合、あれこれケアをせずシンプルな成分で肌を沈静させることが改善への一番のアプローチになります。しかし、シンプルを意識しすぎて化粧水「だけ」など、お手入れ方法をシンプルにするわけではありません。
化粧水で肌に水分を与えたら、乳液やクリームで保湿をして肌のキメを整え、バリア機能を高めることが大切です。
敏感肌は通常よりも皮膚自体が弱くなっている状態。過剰な摩擦を与えるとさらに症状が悪化してしまいます。
導入化粧水、化粧水は必ず「ハンドプレス」「ピアノタッチ」で肌に入れ込むことが大切。
肌に擦り込むのではなく「優しく押し込む」イメージでお肌の奥深くまで浸透させていけば、肌への負担を最小限に抑えたスキンケアが可能です。
敏感肌の人が化粧水に合わせて気をつけたいスキンケアがクレンジグと洗顔です。
詳しくは以下の記事で解説していますよ!
敏感肌向けおすすめクレンジング6選|肌に優しいメイク落とし
そのほか洗顔時の注意点はこちら。
・洗浄力が高すぎる洗顔料は注意
・ゴシゴシ擦りすぎはNG
・温度の高いお湯は肌に負担がかかるので注意
詳しくは以下の記事で解説していますよ!
敏感肌向け洗顔おすすめ人気ランキング|肌をやさしくケアしてバリアをサポート!
敏感肌を改善に導くためには、生活の乱れや食生活の見直しも大切です。どんなにスキンケアを頑張っても、睡眠不足だったり栄養バランスが偏っていたりすると肌も健康ではありません。
スキンケアを見直すと同時に、生活習慣や食生活も改善し健康な美肌を目指しましょう。
肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質は、肌を構成する細胞を作る元となる食材です。甘いものや炭水化物ばかりを摂取している方は、ぜひこれらの食材を取り入れましょう。
また、コラーゲンを合成するビタミンCや脂質の酸化を防ぐビタミンEも積極的に摂ることをおすすめします。
ビタミンCは、キウイや柑橘類、イチゴなどの果物、ブロッコリーやピーマン、ゴーヤなどの野菜に多く含まれるため、朝のサラダとして取りれてみてはいかがでしょうか?
ビタミンEは、アーモンドやアボカドなどに含まれています。甘いものの完食を控え、アーモンドなどをおやつの代わりにしてみるのがいいですね。
睡眠不足はお肌の大敵! 睡眠の不足は体調の不調やメンタルなどダイレクトに影響し、肌にも多大な影響を及ぼしますよね。
抗酸化作用がある睡眠ホルモンのメラトニンは、睡眠中に最も多く分泌されます。また、メラトニンの効果はビタミンCやビタミンE以上だといわれ、美肌への必須成分。質の高い睡眠こそが潤いのある揺らぎのない肌へと導いてくれるのです。
眠りが浅い方は、できるところからぜひ試してみてくださいね。
敏感肌に傾いている人は肌が乾燥し、メイク割れやシワが目立ちやすくなっています。通常のメイクをしていると刺激になる可能性もあるので、以下のポイントをチェックしておきましょう。
保湿成分はスキンケアだけじゃなく化粧下地にも入っているアイテムが多くあります。こういったアイテムを使うことで乾燥対策をしっかりし、敏感肌の刺激にならないようつとめましょう。
また、BBクリームなどの下地やファンデーション、日焼け止めがひとつになっているアイテムを使うのもおすすめです。肌が敏感なときは化粧下地を塗り重ねることは避けたいところ。ひとつにまとまっていれば塗り重ねることでのメイク時の摩擦も避けることが可能です。
敏感肌の方はくすみやすく、肌のツヤがあまりでないので、肌の色や肌の質感が補正できる化粧下地を使うといいでしょう。
さらに化粧下地だけではカバーできない部分にはコンシーラーを使用してみてください。肌悩みをきれいにカバーすることができます。
敏感になった肌でできた肌トラブルを隠すために厚塗りになって不自然な仕上がりにならないよう、ベージュやパール入りでナチュラルに仕上がるものを選びましょう。
敏感肌になって肌の調子が悪くなると気分が落ち込んでしまうこともあると思いますが、ここは新しい化粧品選びができるチャンスだぐらいに捉えて、できるだけ楽しい気持ちを自分の中に作りましょう。
肌が敏感になっている時にゴシゴシとメイクを落とそうとすると肌に負担がかかってしまいます。できる限りメイクオフしやすいアイテムを選びましょう。
メイクオフの摩擦自体が肌に負担をかけるので、なるべく肌に負担がかからないように、クレンジング不要・洗顔料で落ちる化粧下地やフェイスパウダーなどを選ぶといいでしょう。
マスク肌荒れのケアはどうすればいい?
敏感肌同様、肌に負担の少ないケア用品を使用するのがおすすめです。さらに、マスクによって口元や顎にできたニキビには薬用化粧水。マスクで擦れてしまっている部分には消炎バームを使用するなど、部位別に使い分けることもおすすめです。
何をしてもしみる場合はどうすればいい?
市販のスキンケア商品を使用しても敏感になった肌が改善されず、何をしてもしみる場合には、クリニックを受診しましょう。また、ダーマペンなど通常のスキンケアの範囲を超えたケアを行う場合も、敏感肌の方は一度医師へ相談してください。
乳液やクリームは必要?
肌のバリア機能が低下していると乾燥や炎症を起こしたり、肌内部から栄養素が抜けやすくなってしまいます。肌トラブルを防ぎ、肌をすこやかに保つためにも、化粧水の後に肌に蓋をし保湿効果を高めてくれる乳液やクリームを使うことは必須と言えるでしょう。
敏感肌は化粧水をしなくても大丈夫?
答えはNOです。肌内部に水分を浸透させ、肌トラブルに合わせた有効成分を含んだ化粧水を使うことで敏感肌の症状を軽減させることができます。敏感肌を改善していくには、まずしっかりと肌本来の土台を作り上げるスキンケアが最も重要です。
正しい化粧水の付け方は?
敏感肌の化粧水の付け方のポイントは、出し惜しみをせずたっぷり使用すること。500円玉大ほどの大きさを手に取り、しっかりハンドプレスして顔になじませましょう。
乾燥がが気になる部分には重ねづけをするなど肌の状態と相談しながらやさしく触れてスキンケアを行なってください。もしも赤みやかゆみが出た場合は、使用を中止して皮膚科に掛かりましょう。
生活習慣で気をつけた方がいいことはある?
スキンケアだけでなく、日ごろの食事、睡眠、運動も敏感肌を改善していくためには大切なこと。どれだけスキンケアで体の外側からケアしても、体内環境が整っていなければ一向に肌質が改善されません。バランスの取れた食事、ゴールデンタイム(22時〜2時)を含む睡眠、適度な運動を取り入れることでのストレス発散も効果的。まずは、自分ができることから少しずつやっていきましょう。
敏感肌はシートマスクは使わないほうがいい?
敏感肌でも、シートマスクを使用して問題ありません。製品ごとの使用時間をしっかり守り、適切に使いましょう。シートマスクを使用時間より多く使うと、肌に必要な水分まで蒸発するなどかえって乾燥する原因になってしまうため注意してください。
使用する場合は必ず使用時間を守り、肌の状態を確認しながら使用してください。
敏感肌になってしまったら、肌を鎮静する有効成分と保湿成分が配合された化粧水でのスキンケアがおすすめ。いつも使っているアイテムでは刺激が強すぎて余計肌荒れしてしまうこともあるため、スキンケアアイテムを見直し規則正しい生活を送り、健康な肌へと導きましょう。
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