※監修者は「乾燥肌の方向けの化粧水」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している化粧水のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
乾燥肌の改善は、まずは化粧水でしっかり保湿することが大事。しかし乾燥肌の人がスキンケアの商品選びで大事にするポイントは「乾燥肌・敏感肌用の商品か」と「肌の刺激となる成分が入っていないか」のどちらかが多く、専門商品を選ぶかマイナス要素をとりあえず排除したい、となっています。
このようなスキンケアの選択では、自身の悩みを解決するというよりは「肌が悪化せず、ついでに悩みも解決できたら嬉しい」ぐらいにしかなりません。
そう言われても、どうやって乾燥肌の悩みを解決すれば良いかかわからない。本記事はそんな乾燥肌でニキビや美白など肌トラブルを抱えた人にとって、前向きに乾燥肌の改善に取り組めるスキンケアの習慣やおすすめの化粧水を紹介していきます。
化粧水には、主に「肌のうるおいを補う」「肌をなめらかに整え、後に使う美容液や乳液などの浸透を助ける」役割があります。
せっかく良質な美容液や乳液をそろえても、化粧水でしっかりと水分を補えていないと、十分な美容効果を実感することはできません。
洗顔や入浴のあとのまっさらな肌に最初につける化粧水は、基礎化粧品のなかでも特に重要なアイテム。
自分の肌状態に合う化粧水を上手に選んで、なりたい肌に一歩近づきましょう。
健康的な素肌の人よりも、肌が乾燥しやすいのが乾燥肌と呼ばれる状態。常に水分が不足しがちで、そのために様々なダメージにさらされてしまいます。しかし、実際乾燥肌というものがどのようなものなのかわからないという人も多いでしょう。
ということでここからは、乾燥肌の原因や特徴について触れていきます。自分が乾燥肌なのかどうか、こちらの肌質診断チャートとともにチェックしてみてください。
年齢を重ねると、肌は乾燥した状態に傾きやすくなります。これは、加齢にともなって肌の水分量が減っていくため。また、セラミドやヒアルロン酸、皮脂といった肌の水分を保つ成分も減少し、うるおいが蒸発しやすい状態になっていきます。
肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れやたるみ、くすみ、小じわなど、さまざまな肌悩みの原因に。年齢肌をすこやかに保つには、減ってしまった水分を補う保湿ケアが重要なのです。
肌が乾燥すると、内部を保護するためにターンオーバーのスピードが速くなります。しかし急いで作られた細胞は細胞としての機能を十分に備えていないので、水分を保持する力が弱いのです。そのため十分に潤いを保つことができず、肌はさらに乾燥してしまいます。
ターンオーバーは乾燥の他に紫外線やホルモンバランスによっても不安定になるので、十分な対策が必要です。
肌は常に様々なダメージにさらされています。どんなに素肌をケアしたとしても、外部からの刺激に無防備では乾燥に拍車をかけてしまいます。
肌が乾燥する原因としては、紫外線や空気乾燥などがあります。湿度が低い冬場はしっかりとしたスキンケアが大切ですし、日差しの強い夏場も紫外線対策をしないと肌へのダメージが大きくなってしまうでしょう。
日頃しっかりとスキンケアをしているという人でも、肌の乾燥に悩まされることはあります。その場合は、日頃のスキンケアに関しても見直す必要があります。
例えば、洗顔の際に肌をこすってはいませんか。肌に摩擦が加わると、それが大きなダメージとなって素肌の乾燥が引き起こされます。肌は思った以上にデリケートなものなので、直接触れるのは控え、しっかりと泡立てた上で洗顔を行うことが大切です。
冬場などは降水量が減り、湿度が低下します。このように外気が乾燥している時期には、肌の水分も失われやすくなります。そのため、湿度には十分に気を配り、体だけでなく部屋の中も湿度を保つための工夫をすることが大切です。
素肌を乾燥から守るためには、湿度の高い時期などは特に十分な保湿対策をしておく必要があります。
毎日忙しく働いているという人は、生活のリズムも乱れがちになっていませんか。生活習慣が乱れると肌のターンオーバーがうまくいかず、バリア機能が低下。外部からの刺激を受けやすい状態になるので、乾燥によるダメージを受けやすくなります。
また、喫煙や飲酒、偏った食生活などにも注意が必要。十分に栄養が体に行き渡らななかったり、胃腸に負担をかけて腸内環境が悪化してお肌にも悪影響が出ます。
肌には潤いを保つためのコラーゲンやヒアルロン酸などの成分がありますが、年齢を重ねるごとにこれらの成分が現象していきます。若い頃に比べて肌が乾燥しやすくなったという人は、潤い成分が不足し始めているのです。
肌が自分で潤う力が次第に衰えてくるので、早めの乾燥対策が重要となります。エイジングケアは20代のうちから始めておいても遅いということはありません。
セラミドは皮膚の角質層にあり、細胞同士をつなぐネットのような「細胞間脂質」の主成分です。肌の内部において約80%もの水分を維持する働きがある重要な成分なのです。
しかし、セラミドは年齢を重ねるごとにその数を減らしていきます。その結果、肌の水分保持力が弱まり、乾燥しやすくなるのです。また、細胞間を綺麗につなぐことができず、キメも乱れがちになります。
乾燥肌に悩んでいる人は、スキンケア用品を選ぶ際の選び方にも気を配らなければなりません。素肌に潤いをしっかりとキープしていくため、まずは乾燥肌向けの化粧水の選び方についても頭に入れておきましょう。
乾燥してバリア機能が乱れた肌は、外部からの刺激に弱い状態です。
化粧水を選ぶさいは、デリケートな肌にも刺激を与えにくい保湿成分が配合されたものを選ぶとよいでしょう。
敏感な肌にもおすすめの成分には、主に次のようなものが挙げられます。
また、おすすめの成分と併せて、注意したい成分についても知っておきましょう。
敏感な肌にとって刺激となりやすい成分には、主に次のようなものがあります。
もちろん肌の状態によって変わるものではありますが、商品パッケージに上記の表示がある場合は、パッチテストを行うなど慎重な商品選びを推奨します。
同じ乾燥肌さんでも、年齢によって肌の傾向は変わってきます。
自分の世代に合う化粧水を選べば、より効率よく肌悩みをケアできますよ。
20代前半ごろまでは、どちらかというと乾燥よりも皮脂の分泌過多によるテカリやニキビなどに悩む人が多いでしょう。
ニキビができやすい人は、肌の炎症を鎮める有効成分が配合された医薬部外品の化粧水を選ぶと◎。
乾燥が気になる場合には、ヒアルロン酸やコラーゲンなどが配合されているより高保湿な化粧水がおすすめです。
十分な量をしっかり使い続けられるよう、価格にも注目してみてくださいね。
ハトムギ化粧水
高い保湿力ながらベタつかない使用感が魅力のハトムギ化粧水。
12種のアミノ酸を含む天然保湿成分の「ハトムギエキス」は、肌のバリア機能をサポートし、水分を蓄えやすい肌へ導いてくれます。
香料や着色料などは使わないシンプルな処方で、全身にもたっぷり使えてコスパも重視したい方に人気の化粧水です。
無印良品化粧水 敏感肌用 高保湿タイプ
岩手県釜石の天然水を使用したスキンケアシリーズから販売されている、敏感肌にも使える高保湿化粧水。
デリケートな肌にもやさしい低刺激性・シンプル設計で、肌を優しく潤します。
ゆらぎがちな肌や乾燥が気になる季節にもぴったり。
「お肌の曲がり角」とも称される20代後半の時期。徐々に肌の水分量が減り、乾燥によるくすみや目元の小じわといった肌トラブルが現れはじめるのがこの世代です。
セラミドやヒアルロン酸といった成分が配合された高保湿な化粧水で、しっかりうるおいを補いましょう。
また、将来も白い肌をキープするために、トラネキサム酸やビタミンC誘導体といった美白成分入りの化粧水を選ぶのもおすすめです。
キュレル 潤浸保湿 化粧水 III とてもしっとり 【医薬部外品】
乾燥性敏感肌を考えたブランド「キュレル」の化粧水。
潤い成分には肌の必須成分である「セラミド」を配合。肌の働きを守り、しっとりとしたうるおい肌へ導きます。
消炎剤を配合した医薬部外品で、乾燥による肌荒れの予防ケアにもぴったり。
5つのフリー処方や乾燥性敏感肌の方の協力によるパッチテスト済みで、デリケートな乾燥肌を優しく潤します。
明色美顔水 薬用化粧水
130年余りの歴史を持つ超ロングセラー人気化粧水。
明治18年の発売以来、中高生を中心に絶大な支持を誇るビッグヒットアイテムで「日本で最初の化粧水」とも言われています。薬用タイプで肌に水分を与えながら、ニキビ・毛穴ケアの効果も期待できます。
少しずつ肌の衰えを感じ始める30代。セラミドやアミノ酸、コラーゲンなどが配合された化粧水で、これまで以上にしっかりと保湿を行いましょう。
ハリ不足や毛穴の開きといったエイジングサインを感じるときは、レチノールやナイアシンアミドといったエイジングケア成分配合の化粧水をチョイス。
また、仕事や育児で屋外に出る機会が増えた人には、トラネキサム酸などが配合された美白タイプの保湿化粧水もおすすめです。
肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水
シミや肌荒れを予防し、肌にうるおいを与える薬用タイプの化粧水です。
ホワイトトラネキサムTMやグリチルリチン酸2Kといった有効成分がシミのできる初期段階をブロック。
保湿成分にはヒアルロン酸を配合し、30代の乾燥肌の方に嬉しい透明感ある潤い肌へ導いてくれます。
IPSA ザ・タイムR アクア
潤い成分にはイプサ独自の保湿成分「アクアプレゼンターIII」を配合した薬用タイプの保湿化粧水です。
肌表面に水の層を作り、まるで水のベールをまとったような潤い肌へ。毎日のスキンケアに取り入れることで、キメの整ったプルプル肌が持続します。
有効成分のトラネキサム酸・グリチルリチン酸ジカリウムによって肌荒れや大人ニキビの予防にも効果的です。
ハリ・ツヤ不足やたるみ・シワなどが気になりはじめる40代。肌の乾燥はシワなどの悪化にも繋がるため、いっそう保湿に気を配ることが大切です。
アスタキサンチンやペプチドといったエイジングケア成分配合の高保湿化粧水を選び、本腰を入れたエイジングケアを始めましょう。
また、若いころから少しずつ積み重なった肌ダメージや、年齢に伴うホルモンバランスの変化により、肌が敏感な状態に傾くことも。そのような場合は、刺激の少ないシンプルな配合の保湿化粧水を使うのがおすすめです。50代、60代になるとさらに保湿が大事になりますので、覚えておきましょう。
SK-II フェイシャル トリートメント エッセンス
SK-II を代表する人気化粧水としておなじみの、SK-II フェイシャル トリートメント エッセンス。
90%以上配合したピテラによって、肌機能を整え、乾燥肌にもアプローチしてくれます。50種類以上のビタミン類、アミノ酸類、ミネラル類等を含み、肌本来の健やかさをキープ。
肌に嬉しい美容成分を豊富に配合し、乾燥肌ケアに加えて年齢に伴う肌悩みのケアにも有効です。
ベネフィーク クリアローション
Ⅰ・Ⅱ・Ⅲからお好みで選べる薬用タイプの化粧水。4種類のパワーボタニカル成分が肌の潤いをしっかり巡らせます。
特に乾燥肌の方は「クリアローションⅢ」がおすすめ。しっとりコクのある化粧水は肌に優しく馴染み、乾燥やハリ、くすみといった肌悩みにアプローチします。
肌トラブルや肌の悩みがある場合には、それをケアできる化粧水を選ぶことが大切です。肌の悩みは人によって様々なので、それぞれの肌トラブル対策に適した化粧水の選び方についてもチェックしてみましょう。
紫外線を浴びると、体は素肌を守るためにメラニン色素を大量に生成します。大量に作られたメラニン色素は、素肌にシミを作る原因となってしまうので要注意。メラニン色素の産生抑えるためには、美白有効成分が配合された化粧水を使うのがおすすめです。
美白成分は体内に入ると、メラニン色素を作り出す細胞の働きを抑える効果が期待できます。また、中にはターンオーバーを促す働きがあるものも。乾燥だけでなく素肌の悩みを多方面で抑えることが可能なのです。
加齢に伴って素肌の潤いが十分に保てなくなり、乾燥しやすくなるのが年齢肌です。若々しい素肌を保つためにも、エイジングケア成分が配合された化粧水を選ぶと良いでしょう。
エイジングケア向けの化粧水は、肌への潤い成分がたっぷり配合されているものが多いのが特徴です。肌の状態を整えることでターンオーバーを正常に戻し、ダメージを受けにくい素肌に導いてくれます。
素肌が乾燥すると、脳が過剰に油分を出すように指令を出します。その結果、ニキビができやすくなってしまい、これも乾燥肌の悩みとなる場合が多いのです。
また、ニキビは素肌のダメージによって悪化してしまうこともあります。保湿成分が含まれていることももちろん大切ではありますが、同時に肌荒れのケアも必要です。そのため、ニキビ肌が気になるのであれば、肌荒れ防止成分に着目して化粧水を選びましょう。
乾燥した肌は、刺激に弱いデリケートな状態。肌への負担やヒリヒリを避けるには、浸透促進成分・高機能成分を避けて選ぶとよいでしょう。
また、次のような表示のある化粧水を探すのもおすすめです。
このほか、「アレルギーテスト済み」「パッチテスト済み」「スティンギングテスト済み」といった、安全性にかかわる試験についての表記にも注目を。
ただし、これらの表記がある化粧水でも、絶対に刺激やアレルギーが起きないというわけではないためご注意くださいね。
乾燥しやすくもあり、なおかつ過剰な皮脂にも悩む混合肌の人も多いもの。保湿しすぎてもよくありませんし、スキンケアに関しても難しい状態です。
混合肌の場合は、肌に潤いを補給するだけではなく、肌の皮脂バランスを整えることができるものを選びましょう。保湿力はありつつもさっぱりとした化粧水を使うことで、素肌に過剰に油分が補給されるのを抑えることができます。
乾燥による皮脂分泌が過剰な素肌の場合、水分と一緒に油分も補給してしまうと、ニキビなどの原因となってしまいます。皮脂の分泌が多い場合はまず、過剰な皮脂を抑えて肌の状態を整える化粧水を選びましょう。
例えば「ライスパワー®No.6」などの成分は、皮脂分泌を抑える働きがあります。他にも同様の成分が配合された化粧水も多いので、チェックしてみてください。
素肌を整える成分が含まれていれば、基本的にはそれで十分です。ただ、その上でより美しい素肌に導くために、プラスアルファの成分に注目して選ぶことも大切です。
例えば、素肌のシミやソバカスが気になるなら、「トラネキサム酸」や「アルブチン」など美白有効成分配合のものがおすすめ。また、ハリ不足やたるみが気になるなら、「ナイアシンアミド」「ペプチド」などの成分が含まれたものを選びましょう。
化粧水のテクスチャーは、主に「さらさらタイプ」と「とろみタイプ」の2種類に分けられます。
より乾燥が強いときやしっとり感を得たいときはとろみのあるタイプを、さっぱりとみずみずしい感触を楽しみたい夏の季節にはさらさらタイプを、といった具合に、好みや季節に応じて使い分けてもよいでしょう。また香りも商品選びのとても大切なエッセンス。できればサンプルなどで確認しておきましょう。
乾燥肌の人は、ただでさえ素肌がデリケートな状態になっています。そのため、化粧水選びにこだわるのはもちろん、化粧水をつける際にも細心の注意が必要です。間違ったスキンケアは乾燥を助長させ、さらなる肌荒れを招いてしまうこともあります。
ということでここからは、化粧水をつける際に意識すべきポイントについて紹介していきます。
化粧水を使う際には、適量を守りましょう。各製品に記載されているので、チェックしてみてください。特に明記されていない場合は、500円玉くらいの量が目安です。つけすぎると素肌に雑菌がついて逆に肌荒れを引き起こすこともあるので、注意してください。
化粧水は内側から外側に向かって優しくプレスしていき、こするのは厳禁です。また、顔に塗って余った化粧水は、デコルテにも馴染ませましょう。
化粧水を手でつける場合は、まず手のひらでしばらく温めてから、そっと優しく押さえるようにして肌になじませましょう。
手で押さえてなじませる方法(ハンドプレス)には、「化粧水が温まるため、肌になじみやすい」「化粧水をムダなく使える」といったメリットがあります。
同じ手を使う方法でも、肌を擦りながら塗り広げる「擦り塗り」や、肌をパンパン叩く「パッティング」にはご注意を。いずれも摩擦がダメージとなり、肌トラブルの原因となる恐れがあるためです。
コットンにたっぷりの化粧水を含ませたら、中指と薬指に乗せ、人差し指と小指で端を挟むように固定します。
次に、繊維の流れに沿って優しくすべらせるように肌に化粧水をなじませましょう。コットンを使う方法には「化粧水をムラなく均一につけられる」「細かい部分にもきちんとつけやすい」というメリットがあります。
ただし、化粧水の量が少ないと表面が毛羽立ち、肌への刺激となるため要注意。また、肌が極度に敏感になっている場合は、繊維の僅かな毛羽立ちが刺激に繋がることもあるため、コットンの使用は控えたほうがよいでしょう。
乾燥肌に悩んでいる人は、化粧水の誤った使い方をしている可能性が高いです。この機会に、化粧水の選び方とともに化粧水の正しい使い方についても見直しを行いましょう。
乾燥肌の場合、素肌のバリア機能が低下している状態です。素肌が無防備な状態になっているので、少しの刺激や雑菌でもトラブルを引き起こす可能性があります。そのため、まずは素肌を清潔に保つことを心がけましょう。
洗顔をする際には、保湿成分が配合された洗顔料を選ぶと、肌の潤いを過剰に落としてしまうことはありません。
丁寧なスキンケアは大切ですが、洗顔においては時間をかけずに行いましょう。入念に肌を洗いたいところではありますが、洗浄成分は素肌にとっては負担にもなります。時間をかけて洗っていると、素肌に必要なうるおい成分まで落ちてしまい、さらに乾燥しやすくなるので要注意です。
また、摩擦も肌への刺激になるので、洗顔の際にはこすり過ぎないように気をつけましょう。
肌は常に外部からの刺激によるトラブルのリスクにさらされています。外気が乾燥していれば乾燥しやすくなりますし、紫外線も肌にとっては大きなダメージです。また、髪や服が触れることでも摩擦によって肌が傷ついてしまいます。
日常生活では、外部からの刺激から素肌を守る工夫をしてください。髪が長ければ束ねることで肌に触れにくくなりますし、乾燥によるダメージは保湿ケアを徹底することで抑えることが可能です。
紫外線は、素肌にとって大敵とも言えるもの。紫外線を受けると素肌のうるおい成分が失われ、乾燥しやすくなってしまいます。また、強い日差しは肌に炎症を起こし、バリア機能を低下させてしまうことも。紫外線対策は日頃から徹底しておくことが大切です。
もちろん、紫外線によるダメージを100%防ぐことはできません。ただ、直射日光の下にできるだけ出ない、日傘をする、日焼け止めをこまめに塗る、といったケアをすることで、ダメージを抑えることはできます。
素肌の乾燥を抑えるためには、外部刺激への防御だけではなく、潤い補給のケアも重要です。美容成分がたっぷり配合されたスキンケア用品を使えば、受けてしまった肌のダメージをケアすることができます。
成分で最も重要なのは、保水力・保湿力があるかということ。例えば、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分が配合されているかどうかをチェックしてみましょう。
肌が乾燥しているということは、圧倒的に水分不足であるということです。加齢によるものや外部の刺激によるものなど原因は様々ですが、まずはきちんと保湿ができる化粧品を選ぶ必要があります。
ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの高保水成分と呼ばれるものは、肌に潤いを補給してキープすることが可能。このような高保水成分に注目して化粧水を選んでみてください。
乾燥している素肌は、非常にデリケートな状態になっています。化粧品に含まれる成分によっては、素肌に刺激を与えて肌荒れを起こしてしまうこともあるので、注意してください。
気をつけなければならないのは、パラベンなどの保存料や、エタノール、合成界面活性剤など。乾燥肌の人は、できる限りこれらの成分が配合されていないものを選びましょう。
美容液には、保湿成分が豊富に含まれています。乾燥肌対策にはしっかりと保湿をすることが大切ですが、美容液をうまくつかうことで、より効率的な乾燥肌対策ができます。
美容液には、他のスキンケア用品よりもさらに多くの保湿成分が含まれているので、乾燥肌の悩みを緩和することが可能です。ということでここからは、美容液の選び方について紹介していきます。
美容液の成分は製品によって様々ですが、自分の肌悩みに合わせて選ぶことが大切です。特におすすめの成分としては、「セラミド」があります。セラミドは肌の乾燥を抑えてバリア機能を高める働きがあるので、乾燥肌の人の悩みをケアしやすいのが特徴です。
また、肌に水分をプラスして保水する作用のある「ヒアルロン酸」なども保湿の有効成分です。美容液を選ぶ際には、これらの成分が配合されているかどうかをチェックしてみましょう。
「できるだけ肌に負担をかけずにスキンケアしたい」という方は、美容液選びのさいにも肌へのやさしさに注目してみましょう。「低刺激性」と記載のあるものや、アルコール・香料・着色料といった刺激に繋がる成分が入っていないものを選ぶのがおすすめです。
また、「アレルギーテスト済み」「スティンギングテスト済み」など、肌への刺激の起こりにくさが確認されている美容液を選ぶのも◎。ただし、「○○テスト済み」の表記があっても、人によってはアレルギーなどの症状が起こる可能性があるため注意してください。
とくに肌が敏感な人や、過去に化粧品によるアレルギー反応を起こしたことがある人は、顔に使う前に二の腕の内側などでパッチテストを行うと安心です。
無理なく使い続けられる価格か否かも、美容液選びの重要なポイントです。
希少な成分や、濃度の高い美容成分を配合している美容液は、それだけ価格も高くなりがち。もちろん効果の現れ方には個人差がありますが、単純に成分だけを比較した場合は、より多くの予算をかけたほうが高い美容効果を期待できると言えるでしょう。
しかし、どんなにリッチな美容液も、適切な量を毎日使い続けなければ思うような効果は得られません。高価な美容液をたまに使うよりも、無理なく購入できる価格の美容液を毎日しっかり使うのがおすすめです。
LASELAでは2572人のアンケート結果から乾燥肌で抱えた肌トラブルを化粧水で解決した人のデータをピックアップ。
ベタベタしない使用感、それでいて肌がしっとりして翌朝の肌のモチモチ感につながる、という意見が多くありました。
もちろん、成分効果などを見ながら商品を選ぶのも良いのですが、実際に肌で感じて良いと思った商品なら、あなたの悩み解決に役立つのではないかと考え、乾燥肌におすすめの化粧水紹介します。
乾燥肌を改善していくためには、化粧水でしっかり肌に水分を届けていくことが大事。新商品の化粧水をピックアップしてご紹介します。
ラグナボーテのGRACE MIST(グレイスミスト)は、スキンケアの前に使用するブースター化粧水ミスト。乾燥で敏感になり、ターンオーバーも乱れて滑らかさを失ってしまった肌では、せっかく良いスキンケアを使ってもきちんと浸透していきません。
GRACE MIST(グレイスミスト)はそこに着目し、後からつけるスキンケアアイテムの浸透をサポートするために開発された化粧水。ナイアシンアミドと酵母菌エキスを配合し、肌を整えることに特化した商品です。「何を使っても乾燥肌が改善しない」「化粧水を使っても潤う気がしない」と感じることが多い方は、こういったブースターアイテムを取り入れてみるのも良いでしょう。(参考価格:100ml 7,700円)
韓国フェイスパックで人気のメディヒールから2022年11月に発売されたN.M.F アクアリング エフェクト トナー。独自に開発した保湿成分「HYDRODEEPER」に加え、8種のヒアルロン酸やセラミドNPが配合。手頃なプチプラ価格にくわえ、無香料、無着色、無鉱物油、アルコールフリー、パラベンフリー、シリコンフリーで、乾燥で敏感になってしまった肌の方も、取り入れやすいローションです。(参考価格:500ml 1,650円)
乾燥によるかゆみは、かいてしまうとそれが刺激となってさらに痒くなってしまうことも。ジフェンヒドラミン塩酸塩やクロタミトンはかゆみを抑えてる働きがある成分で、リドカインはかゆみを感じる知覚を和らげる局所麻酔作用のある成分です。これらの成分が入ったかゆみ止めを準備しておき、痒くなったら使うようにしましょう。
乾燥肌向けのかゆみ止めは「ムヒソフトGX」や「タナールAIクリーム」が1,000円以下で購入できるので、ひとつ用意しておくと良いでしょう。
かゆみを抑えてしっとり保湿することで、乾燥肌を改善していきましょう。
生活習慣は、そのままお肌の状態に直結します。食生活を見直して、体に負担をかけないように気をつけましょう。また、飲酒や喫煙もほどほどにして、適度な運動を心がけることが大切です。
肌の細胞は新陳代謝により、約28日の周期で古いものから新しいものへと生まれ変わっていきます。この仕組みは肌のターンオーバーといい、ターンオーバーが規則正しく行われることで、肌のバリア機能も維持されると考えられています。
しかし、偏った食事による栄養不足による自律神経の乱れが、肌のターンオーバーのサイクルを乱し乾燥肌の改善を妨げることがあります。
食事では新陳代謝を上げるビタミンB2やB6(レバー、カツオ、鮭)やバリア機能の維持に欠かせない必須脂肪酸(エゴマ油、亜麻仁油)、肌の原料となるタンパク質(肉、魚、大豆)を肌に与えることが大切です。
その他、豆乳・すりごま・松の実・ハチミツも乾燥肌に良いと言われていますので、そのまま食べたり料理に取り入れたりしても良いでしょう。
忙しいと、睡眠を削ってしまいがち。しかしきちんと体を休めることができないと、素肌の生まれ変わりもうまくいきません。理想は1日7〜8時間、少なくとも6時間の睡眠時間は確保して自身の体にやさしく接してください。
適度な運動をすることも、乾燥肌対策には重要です。有酸素運動を無理のない程度に取り入れることで、全身の血行が良くなります。血流が改善されることで肌の代謝もアップして、ターンオーバーの改善やバリア機能の改善にもつながります。
ただ、男性と同じような過度な運動はNG。無理をすると結局続かなくなってしまいますし、いきなり大きな負荷をかけると体にも悪影響です。まずは無理のない範囲から始め、慣れてきたら少しずつ負荷を増やしましょう。
冬場の乾燥しがちな時期には加湿器を使う、という人も多いでしょう。しかし、加湿ケアは本来、一年通して行わなければならないものです。夏場など比較的湿度が高い時期でも、エアコンをつけていれば空気は乾燥します。
乾燥に満ちた空気は肌にダメージを与え、カサつきやかゆみを引き起こすので要注意。加湿器は時期を問わず、年中活用することが大切です。
入浴時はお湯の温度を40度前後に設定し、浴槽に浸かる時間は10分ほどに留めましょう。体を洗う時は綿などの柔らかい素材のタオルを使い、石けんやボディーソープを十分に泡立て、肌をなでるように優しく洗浄することを心がけてください。肌への刺激が気になる場合は、手の平に泡を乗せて洗うのもよいでしょう。
バスタイムは気持ちの良いものですが、長時間熱いお湯に浸っていると肌の潤いをかえって奪ってしまい、さらにタオルでゴシゴシ水分を拭き取ると肌を痛め、バリア機能を低下させて乾燥肌を招いてしまいますので、注意しましょう。
乾燥肌にピッタリの化粧品を選ぶことももちろん大切ですが、正しい使い方ができていないと、結局素肌をケアすることはできません。特に、誤った使い方には要注意。使い方を間違えると、素肌へのダメージとなって乾燥肌が悪化してしまうことになります。
ここからは、スキンケアをする際に重要なポイントについて紹介していきます。乾燥肌対策のためにも、ぜひチェックしてみてください。
洗顔をする場合には、汚れを落とそうとゴシゴシこすってしまいがち。しかし、これは逆効果です。肌を手でこすってしまうと、摩擦によってダメージとなってしまいます。優しくなでるように洗うことを心がけましょう。
どんな肌質でも肌への摩擦や負担を抑えてクレンジングすることが大切。肌を刺激しないよう以下の手順やポイントに気をつけて、正しいクレンジングを実践しましょう。
これらに気をつけながら洗うことで、美肌のチャンスを逃すことが少なくなります。
乾燥肌対策のための保湿ケアには、いくつかポイントがあります。まずは、化粧水と乳液、美容液を使って総合的にケアをすること。使用の際には適量を守り、過剰なケアにならないようにしましょう。
また、乾燥がひどい場合には、クリームを塗るのが効果的です。洗顔後は素肌が乾燥しやすいので、スキンケアをするならすぐに行いましょう。
商品パッケージに使用のタイミングについて記載があれば、それに従いましょう。特に指示がない場合は、化粧水で肌を整えた後、乳液の前につけるのがおすすめです。
化粧水で肌を十分にうるおすと、美容液の成分がより浸透しやすくなります。ポイントは、化粧水が肌にしっかり馴染んでから美容液をつけること。また、乳液やクリームで油分を補い、うるおいを逃さないよう肌にフタをすることも忘れないでくださいね。
1日の中で美容液を使うタイミングは、洗顔・スキンケアを行う朝と夜の2回です。ただし、製品によっては朝または夜のみに使用するよう指示があることも。使いはじめる前に、あらかじめパッケージをよく確認しておきましょう。
保湿をする際には、基本的に水分が多いものから油分の多いものの順番につけていくのが鉄則です。水分は肌に馴染んでもすぐに蒸発してしまいますが、油分を重ねることでフタをして閉じ込めることができるのです。
油分の多い乳液などを先につけてしまうと、油分の膜が出来てしまいます。化粧水や美容液など水分を主成分とする製品は浸透しにくくなるので気をつけましょう。
乾燥を防ぐためには、顔だけでなく全身を保湿することが大切です。ボディにはボディ用のクリームなどを塗り、ケアをしましょう。忘れがちな首やデコルテは、フェイスケアのついでに行うのが良いでしょう。
また、意外と見られているのが、手。体の中でも一番年齢が出やすい部分なので、ハンドクリームを使ってこまめに保湿ケアをしましょう。洗い物は手袋をするのがおすすめです。
せっかくスキンケアを丁寧にしても、メイクが雑になってしまうと素肌に負担をかけてしまうことになります。
また、詳しいメイクのポイントについては以下に解説していきます。
ファンデーションを塗る前に、まずは肌の状態を整えることが大切です。肌にしっかりと潤いが補給されていれば、メイクのノリもぐんとアップしますし、肌にかかる負担も少なくなります。
洗顔後は化粧水と乳液、美容液を使って、丁寧にスキンケアをしておきましょう。化粧品はしっかりとハンドプレスして、素肌になじませることが大切です。
ファンデーションを使う際には、その選び方も大切です。ファンデーションにも様々な種類がありますが、おすすめはリキッドファンデーションです。リキッドタイプは適度に油分が含まれているので、メイクをしても素肌が乾燥しにくくなります。
パウダーファンデーションはマットに仕上がりますが、その分粒子が肌の水分を吸着してしまうので、乾燥肌が悪化してしまうこともあります。
乾燥肌のためのスキンケアの正しい手順をおさらいしておきましょう。化粧水や乳液などのスキンケアアイテムは、次のような順番で使います。
化粧水をつけただけでスキンケアを終えると、せっかく補給したうるおいがすぐに蒸発してしまいます。
乳液やクリームで油分を補いつつ肌表面にフタをして、うるおいをしっかりと肌にキープしましょう。
クレンジングは洗顔の際には、できる限り顔をこすらないことがポイントです。ゴシゴシこすると素肌が摩擦を受けてダメージが加わってしまうので、注意しましょう。
化粧水は、とにかくつける量に注意しましょう。水分が多いのでたくさんつけても良いと思われがちですが、つけ過ぎると素肌にほこりなどが付着しやすくなり、ダメージになることがあります。
かといって少なすぎると、今度は肌が十分に保湿されません。目安としては、500円玉くらいの量が適量となっています。
美容液をつける際には、順番に気をつけましょう。スキンケアの最後に美容液をつけると思っている人も多いですが、これは間違いです。美容液は化粧水のあと、乳液をつける前に肌になじませます。
化粧水をつけて肌に潤いを補給したら、そのあとの美容成分が浸透しやすくなります。この段階で美容液をつけることで、効率的にスキンケアができるのです。
美容液をつけたら、最後に乳液をつけてスキンケアは完了です。乳液を最後にするのは、油分が多いため素肌にフタをして、閉じ込めた水分や美容成分をしっかりと働かせるため。乳液までやることで、素肌の乾燥を抑えることが可能になるのです。
乳液を塗れば基礎的なスキンケアは完了ですが、その後に日焼け止めを塗ったりメイクをしたりすることもあるでしょう。そのため、付け心地の軽いものを選ぶのがおすすめです。
化粧水で保湿するときのポイントは?
化粧水は、乾燥しやすい頬やUゾーンから皮脂が多めのTゾーンの順になじませましょう。
乾燥しやすい目元や口元には、指の腹で優しく重ね付けすると効果的です。特にうるおい不足が気になるときは、顔全体に2~3回重ね付けするのも◎。
プチプラだけど高評価な乾燥肌向け化粧水は?
お手ごろ価格で良質な化粧水を展開しているブランドには、肌ラボ(極潤シリーズなど)、無印良品(敏感肌用 高保湿化粧水など)、ナチュリエ(ハトムギ化粧水)、菊正宗(日本酒の化粧水)、なめらか本舗(とってもしっとり化粧水など)などが挙げられます。
ドラッグストアなどの店頭にテスターが設けてあることも多いため、手元で質感を試してみてもよいですね。
乾燥肌用の化粧水でも肌にしみるときの対処法は?
できれば、皮膚科専門医に相談するのがベストです。
すぐに受診するのが難しいときは、敏感肌向けのシンプルな処方の化粧水に切り替えてみて。また、「肌をこすらないよう普段以上に意識する」「睡眠や食生活を見直す」といった、肌のバリア機能を回復させるような工夫も大切です。
ボディの乾燥対策におすすめの方法は?
体の乾燥を抑えるためにも、スキンケアが有効です。肌が乾燥しやすい冬場やお風呂上がりのタイミングは、特に注意が必要。ボディクリームを全身に塗って、潤いを補給しましょう。
日焼けと乾燥って関係はあるの?
日焼けをすると、肌が乾燥しやすくなります。紫外線を過度に浴びると素肌のバリア機能が低下し、水分を保持する力が弱くなってしまうのです。その結果、素肌の水分が奪われやすくなり、肌の乾燥が深刻化します。
保湿を頑張っても乾燥が改善しない場合はどうすれば良い?
十分なスキンケアをしても乾燥が改善されない場合には、スキンケア用品が肌に合っていない場合があります。使う化粧品を変えたり、生活習慣の見直しをすることで改善することもあるので、試してみてください。
潤いを与え、肌をなめらかに整える化粧水は乾燥肌にとって大切なスキンケアです。
また乾燥肌の改善にはスキンケア全体を見直し、健康的な生活習慣を取り入れることも大切になります。
乾燥肌に合ったスキンケアを取り入れて肌トラブルのない理想の肌へ導きましょう。
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