【2023年】顔のしみ対策オイル・クリームおすすめ人気ランキング18選

ページ更新日:2023年1月12日

【2023年】顔のしみ対策オイル・クリームおすすめ人気ランキング18選
監修者
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
美容専門学校卒業後、エステティシャンや美容部員で勤務。その後、これまでの経験を活かし、20~40代向けの美容メディアでスキンケアやメイク関連の記事を執筆・監修している。

※監修者は「しみの原因と種類」「オイル・クリームの選び方」「オイル・クリームの使い方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介しているベースメイクのうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。
※本記事における「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。

本記事ではオイル・クリームの効果から選び方、使い方までを徹底解説。
美容ログアンケートをもとにしたおすすめ人気ランキングをご紹介します。

しみの原因と種類


数ある肌トラブルのなかでも、特に多くの方の頭を悩ませているのが「しみ」です。しみはなかなか治りにくいこともあり、一度できると毎日が憂鬱になってしまいますよね。

「しみ」とは、肌の内部でつくられたメラニン色素が肌に沈着したものです。紫外線のせいでできると思われがちですが、実はその他の要因も関係しています。
ただ、ひとくくりに「しみ」といっても、種類によってその性質は全く異なります。それぞれ詳しく見てみましょう。

まず、しみにはこれらの4種類があります。


・老人性色素斑(日光黒子)
・雀卵斑(そばかす)
・炎症後色素沈着
・肝斑

【老人性色素斑(日光黒子)】

しみの多くがこのタイプです。年齢を重ねるごとに増えていくため「老人性色素斑」と呼ばれています。紫外線による肌のダメージの蓄積が原因で発生するしみです。そのため日焼け後すぐに肌に現れるのではなく、長い間の紫外線ダメージが徐々に積み重なることで現れます。若い頃に日焼けした方ほどできやすい傾向にあるといわれています。


〈できやすい位置〉
・頬骨の高い所など
・顔以外にも、手・腕・上背など、露出した日の当たりやすいとろ
〈色・形状・できかた〉
・淡褐色から濃褐色で、境目がはっきりしている
・大きさは、直径数mmから数十mmとさまざま
・できかたに規則性はない

【雀卵斑(そばかす)】


遺伝的な要因で発生し、形が雀の卵に似ていることから「雀卵斑」といわれています。遺伝性が強いため、家族にそばかすがある方がいる場合は雀卵斑(そばかす)ができやすいといわれています。

幼児期にできはじめ、思春期にかけて目立ちやすくなる傾向にあり、それ以降は目立たなくなっていくことが多いといわれています。色白で日焼けしやすい方に多く見られるしみです。


〈できやすい位置〉
・顔の頬や鼻を中心に、腕、肩、手など
〈色・形状・できかた〉
・薄茶色・褐色のものがほとんど
・ひとつひとつが小さく、直径2mmから3mm
・形状は、三角や四角の場合が多い
・点状に広がってできる

【炎症後色素沈着】

炎症などによる肌への刺激が原因で発生し、肌の炎症が治って赤みが引いた後に現れるしみです。やけど・ニキビ・湿疹・かぶれなどによる肌の炎症やかきむしったあと、怪我のあとなどに現れ、傷の大きさや形によってその形状は異なります。

一般的に肌が弱く炎症が残りやすい方にでやすいといわれています。炎症後色素沈着は、時間とともに徐々に薄くなり自然に消えていくこともありますが、紫外線の影響をうけるとより濃く目立ちやすくなり、消えにくくなってしまいます。


〈できやすい位置〉
・やけど、ニキビ、、虫刺され、かぶれなどによる肌の炎症、傷が治った跡
〈色・形状・できかた〉
・赤、褐色、黒など色はさまざま
・年齢や性別、からだの部位に関係なくできる

【肝斑(かんぱん)】

肝斑の発生には女性ホルモンが関連しています。30〜50代にかけての女性に多く、それ以降は自然と薄くなっていきます。肝斑の名前は「肝臓の形に似ている」ことから来ていますが、肝臓の機能や病気とは関係がありません。紫外線の影響で悪化するケースもあるといわれています。


〈でやすい位置〉
・おもに頬骨部に左右対称にできる
・額、上唇、下あごなどにも
〈色・形状・できかた〉
・淡い褐色から濃い褐色までさまざま
・境界がもやもやはっきりせず大きい

Comment
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
肌に現れやすいしみは年代によっても違ってきます。一種類のしみが現れることもあれば、複数のしみが同時に現れることもあるのです。若い世代の方に見られやすいのは、雀卵斑(そばかす)、炎症後色素沈着です。

では、どのような原因がしみをつくり出しているのでしょうか?

【しみの原因】①紫外線


しみを作り出す最大の原因が紫外線です。紫外線を浴びると、肌の表皮のメラノサイト(色素を形成する細胞)でメラニンがつくられます。メラニンは「美肌の敵」と思われがちですが、実は私たちの肌を紫外線によるダメージから守ってくれるなくてはならない存在です。

メラニンは通常、ターンオーバーで角質とともにからだの外へと排出されていきます。ですが、紫外線の浴び過ぎや、代謝サイクルの低下でメラニンが過剰につくられ、ターンオーバーで排出しきれなくなってしまうと、それが肌に残りしみとなるのです。

【しみの原因】②女性ホルモンの変化


女性ホルモンの変化もしみと深く関係しています。女性ホルモンのバランスがみだれると、メラノサイトが活発になり、メラニンが多量につくり出されます。その結果、しみとなって肌に現れるのです。

女性ホルモンの変化によりできるのが肝斑です。特に、30〜50代にかけての女性は、エストロゲンという女性ホルモンの減少からホルモンバランスが崩れやすくなるといわれています。また、妊娠中やピルの使用時はホルモンバランスが変化します。肝斑はこれらのタイミングに肌に現れやすくなります。

【しみの原因】③ターンオーバーのみだれ


肌が生まれかわる仕組みのことを「ターンオーバー」といいます。正常なターンオーバーが、偏った食生活・過度な飲酒などの生活習慣のみだれや、睡眠不足・ストレスなどによる自律神経のみだれ、加齢などによる影響でペースを崩してしまうこともしみの発生と深く関わっています。

ターンオーバーがみだれると、肌でメラニンをつくり出す機能と肌の外へとメラニンを排出する機能のバランスが崩れ、肌にメラニンが蓄積されていく状態になってしまいます。

【しみの原因】④肌への刺激


「メラニンは紫外線の影響でつくられるもの」というイメージがありますが、紫外線以外にもメラニンが生成される要因はあります。そのひとつが肌への刺激です。肌に刺激が加わるとメラノサイトは活発になり、メラニンをつくり出します。

炎症や炎症をかきむしる刺激だけでなく、メイク時やクレンジング時に肌をゴシゴシこすってしまう行為やムダ毛を毛抜きで抜く行為がしみを発生させる原因となることもあります。

【しみの原因】➄活性酸素


活性酸素とは、息をする時に吸い込んだ酸素の一部が活性化したもので、細胞にダメージを与えてからだを酸化させ、老化に導く物質のことです。紫外線・大気汚染・車の排気ガス・喫煙・過度なストレス・無理なスポーツなどの要因で発生するといわれています。

この活性酸素もメラノサイトを刺激します。その結果、メラニンがつくり出され、蓄積していくのです。

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片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
メラニンの生成にはさまざま要因が絡んでいます。紫外線だけではありません。澄みきった肌を目指すためには、「メラニンを過剰につくらせないこと」「メラニンを蓄積させないこと」がポイントとなります。

オイルは効果的??


昨今、さまざまなスキンケアブランドからオイルを成分の主体としたスキンケア製品が発売されています。それぞれのアイテムごとに使用するタイミングや期待できる効果も違い、どれが良いのか、オイル自体の効果がどんなものなのか迷ってしまう人もいるかもしれません。それではオイルにはどのような効果が期待できるのでしょうか。

オイルの効果


オイルをスキンケアに取り入れると保湿効果、肌に柔軟性を与える効果、肌にハリと弾力を与える効果などが期待できます。

保湿効果

まず、肌に対するオイルの効果はおもに保湿です。化粧水などで肌に水分補給をしたあと、オイルを塗ることで肌から補給した水分が逃げていくのを防ぎます。乾燥肌の方にはとくに効果が期待できるでしょう。

さらに、もともと皮脂の分泌の多い脂性肌の中には、肌が乾燥しているせいで少しでも肌から水分を逃さないようにするために皮脂分泌が過剰になっているタイプの人がいらっしゃいます。この場合オイルで水分の蒸発をブロックすることで皮脂分泌の量を正常にしてあげることが期待できます。

乾燥を防ぐ以外にも肌にぬることで紫外線やほこりなどの外部の刺激から肌を保護する効果もあるため、刺激による炎症などを予防することもできます。

肌に柔軟性を与える効果

肌は水分と油分のバランスが崩れるとターンオーバーが乱れて古い角質が溜まりやすくなります。古い角質が貯まると化粧水などの浸透も悪くなり、肌のくすみやごわつきが目立ち肌が固くなります。

オイルを使用し必要な油分を補うことでターンオーバーを正常化し、ごわつきやくすみのない柔らかい肌を作りましょう。このように肌を柔らかくする効果をエモリエント効果と言います。

肌にハリと弾力を与える効果

人の肌の角層にはそれぞれの細胞の間に天然保湿因子という成分があり、それのおかげで細胞から水分が蒸発しないようにできています。しかし、加齢とともに天然保湿因子は減少し、またアトピーなどの敏感肌の方はもともと天然保湿因子が少なくなっています。

このような場合、オイルを用いて角層の細胞間に油分を足して上げることで細胞から水分は蒸発するのをふせぎ、細胞のうるおいの保つことができるため肌にハリと弾力が生まれます。

オイルで気をつけること


オイルには先ほど述べた効果がある反面、やはり気をつけなければならない点もいくつかあります。ニキビの原因はやはり皮脂であるためこういったオイル製品が毛穴に詰まるとそれ自体がニキビの原因になってしまいます。そしてオイルは時間が経つと酸化してしまいます。

開封後、使用期限を過ぎたオイルは酸化している可能性が高く、酸化したオイルを肌につけるとそれが肌にとって刺激となり肌荒れ、ニキビの悪化を引き起こします。使用する際は使用期限を守り、開封したらなるべく早く使い切りましょう。

Comment
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
オイル美容液を用いることで肌の角層の細胞単位の保湿効果を期待できます。肌の乾燥はくすみやごわつきだけでなく、小じわやたるみの原因にもなります。エイジングケアとしてもオイルは効果的でしょう。

さまざまなオイル


美容オイルには様々な種類があり、それぞれの特徴があります

ローズヒップオイル

ローズヒップオイルはビタミンCが多く含まれており、その他オメガ3脂肪酸など肌のターンオーバーの正常化を助ける働きがある成分が含まれています。
デメリットは酸化しやすい点です。開封後は3ヶ月を目安に使い切り、日が当たらないところで保管しましょう。

ホホバオイル 

ホホバオイルは化学的な構造が皮脂ととても似ていることが特徴です。そのため皮脂との親和性が強く肌の上の過剰な皮脂となじみ取り除いてくれる効果があります。

また精製されていないホホバオイルには肌代謝を上げるビタミンA、抗酸化作用のあるビタミンE、肌の免疫力を高めるビタミンDなど脂溶性のビタミンが含まれているためニキビ跡にも有効です。精製されていないものは黄色い見た目をしています。

他のオイルと比べて酸化しにくいのも良い点でしょう。ただしいくら酸化しにくいといっても酸化しないわけではないので1年以内には使い切りましょう。精製されていないオイルは有効成分が多いですが、その他アレルギーのリスクとなる可能性もある成分も取り除かれていないため、敏感肌の方は使用前にパッチテストを行うなどして注意しましょう。

馬油

馬油は不飽和脂肪酸の割合が皮脂と似ているため皮脂との親和性が良いことが特徴です。また馬油に含まれるαリノレン酸は抗炎症作用があり、赤ニキビの赤みやほてりを鎮めてくれるなどの効果が期待できます。

抗菌、殺菌作用もあるためアクネ菌の増殖を予防でき、ビタミンEも含まれているため抗酸化作用もあります。馬油も比較的酸化しやすいため半年程度が使い切りの目安です。

スクワランオイル

スクワランオイルはサメの肝臓やオリーブから抽出されたオイルです。スクワランの前駆体であるスクワレンはもともと人の肌の細胞を構成している成分であるため肌なじみ非常によく、刺激が少ないことが特徴です。

サラサラとした使用感でベタつきにくく脂性肌の方も使いやすい印象です。前駆体が皮膚の構成成分であるため浸透力が強く細胞単位での保湿効果が高いです。そして酸化もしづらく保管もしやすくなっています。ただしターンオーバーを正常化したり、代謝を直接上げる成分は含まれていないためニキビ跡に対する効果はあまり期待できないでしょう。

アルガンオイル

アルガンオイルはビタミンEを多く含んでいることが特徴です。ビタミンEには抗酸化作用があるためターンオーバーが活性化されエイジングケアにも効果が期待できます。また、ニキビ跡の改善にも有効でしょう。

それ以外にリノール酸、オレイン酸も含まれており、抗炎症作用や保湿効果もあります。ただしオレイン酸はアクネ菌の養分となってしまうため使用する際は注意が必要となります。

クリームの選び方


乾燥肌で、乾燥症状が強いかたはセラミド、アミノ酸など保湿成分が多く含まれているものが良いでしょう。かつ、バームタイプなどテクスチャが重いものはその分含まれている油分も多く水分を逃しにくいため特に乾燥が強い部分にはそういったものを使用しましょう。

ニキビの方が保湿クリームを選ぶ際はまずノンコメドジェニックのものを選びましょう。ノンコメドジェニックとは、ニキビができにくい油分で作られていることを意味しており、「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載のあるものは実際に人に肌に塗って毛穴のつまりを起こしにくいということを実証されている製品の証明となります。

そのほか、抗炎症作用のある成分が含まれているものは肌荒れや赤ニキビの予防・改善やくすみの予防になります。代表的な成分はグリチルリチン酸2K、グリチルレチン酸ステアリル、アラントインです。

また、肌の炎症が起こってしまった後の色素沈着には美白作用のあるビタミンCやその誘導体、トラネキサム酸が良いでしょう。また凸凹になってしまったニキビ後や小じわには肌の中のコラーゲンを増やし、肌代謝を活性化させるビタミンAが効果的です。保湿効果だけでなくこのような有効成分に着目して自分に合ったクリームを選びましょう。

オイル、クリームどちらも他のスキンケアアイテムより肌の上にとどまるもののため、肌に合っていない製品やもともと刺激が強い成分が含まれているものですと、かぶれなどの肌荒れの原因となります。敏感肌やアレルギーをお持ちの方は、使用する前にパッチテストを行うなど注意して使用した方が良いでしょう。

Comment
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
肌が生まれ変わるターンオーバーの周期は約28日といわれています。そのため、スキンケアの効果を実感するのには時間がかかります。少し使用して効果が出ないからといって辞めてしまうのではなく、1〜2ヶ月と継続して使用することで少しずつ効果を実感できますよ。
ランキング根拠
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になった美容商品を、選んだ人の多い順にランキング形式で紹介します。
※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。

オイル美容液の使い方


オイル美容液の適切な使い方は使用目的によってそれぞれ異なります。

導入美容液として使う場合


導入美容液として使うと、エモリエント効果が生まれ肌が柔らかくなり、かつ肌が整うため化粧水の浸透力が高まります。洗顔直後に1〜2滴を手に取り肌に薄く伸ばしましょう。その後に化粧水を使用してください。

マッサージとして使用する場合


マッサージとしてオイルを使う場合、摩擦を軽減しそれによる肌への刺激やくすみを予防する効果があります。

マッサージとして使用する場合、500円玉大の大きさくらいを手に取り顔全体に塗り優しくマッサージしましょう。そのあとに蒸しタオルで3分程度顔を蒸らしてから拭き取ってください。

オイルパックとして使用する場合


蒸しタオルやフェイススチーマーなどで毛穴を開き、洗顔した後にオイルを顔全体に馴染ませることで洗顔で落とし切れなかった毛穴の汚れなどを取り除くことができます。

洗顔後、肌にに美容液オイルを薄く伸ばして10分ほどおきましょう。その後蒸しタオルなどで浮かせて優しくマッサージするように毛穴の汚れとオイルを馴染ませ、洗い流してください。

乳液やクリームの代わりとして使う場合


この場合、乳液やクリームと同じようにスキンケアの最後に使いましょう。1〜2滴を手に取り顔全体に馴染ませてください。

これら以外にも、化粧水や乳液など他のスキンケアアイテムと混ぜて使用する方法もあります。そうすると、導入美容液で用いるのと同様にエモリエント効果が生まれ、それぞれの浸透力が高まり保湿効果などが上がります。

乳液はクリームと比較して油分が少ないため、乳液以上の保護効果がほしいときはオイルと混ぜて使うのも良いかもしれません。

クリームの使い方


クリームは基本的にスキンケアの最後に肌につけて水分蒸発をふせぎ、刺激から肌を守ります。テクスチャにもよりますが、固めのものを使うときは手にとって、手のひらであたためてから使いましょう。固いまま使ってしまうと伸びが悪くなり毛穴に詰まりやすくなります。

クリームの塗り方は、あご、両頬、おでこ、鼻の5つの場所に保湿クリームをおきます。そして、顔の内側から外側にかけて優しく顔全体にクリームを塗り広げましょう。最後に塗り広げたクリームを手のひらでハンドプレスして終了です。注意点としては顔に塗り広げる時にこすらないように広げることです。

Comment
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
オイルもクリームも使用する際の注意点はこすらず優しく肌に塗ることです。肌をいたわるように塗り広げてください。またパッティングなども肌への刺激となるため行わないようにしましょう。

しみ・オイル・クリームに関するQ&A

Q

しみが頬に多くできるのはどうしてですか?

A

頬の部分は高さがあり、日に当たりやすいため老人性色素斑(日光黒子)ができやすくなります。また、肝斑も紫外線の影響をうけるため頬や額にできやすいといわれています。

Q

しみとそばかすはどう違うのですか?

A

そばかすは、しみの一種です。「雀卵斑」と呼ばれています。

Q

しみにはレーザー治療がいいのですか?

A

レーザー治療に適さないしみもあります。炎症後色素沈着へのレーザー治療は原則タブーとされています。

Q

オイル美容液は朝も使っていいの?

A

ローズヒップオイルなど酸化しやすい不安定なものは紫外線にあたると酸化してしまい肌の負担になるためつけるのは夜のみにしましょう。
スクワランオイルは安定しており酸化しにくいため朝つけても問題ない製品もありますが、夜のみしていた方が無難かとは思います。

Q

乳液とクリームはどちらも使うべき?

A

乳液とクリームはどちらも肌に補給した水分を保護して逃さないようにする目的で使用するものです。乾燥肌や敏感肌の方は両方一緒に使用すると保湿効果が高まるため良いと思います。

しかしニキビに悩んでいたり、脂性肌の方は乳液にもクリームほどではないですが油分は含まれているため両方を一度に使用すると油分が過剰になってしまう可能性があります。水分を逃さないようにするという目的ならどちらか片方のみの使用で十分でしょう。

Q

オイルを塗ったらニキビが悪化しました。どうしたらいいですか?

A

オイルの油分が毛穴に詰まりニキビが悪化したのかもしれません。それ以外にオイルが肌に刺激をあたえて肌荒れを起こしている可能性、オイルにかぶれている可能性などが考えられます。

特に精製されていないオイルですとアレルギーの原因となりやすい成分が精製後のオイルよりも多く含まれているため、かぶれている可能性が高いです。また、オイルに含まれている香料などもかぶれを引き起こす原因になります。いずれにせよ適切な治療が必要になるため皮膚科を受診しましょう。

Q

肌荒れや赤ニキビができてヒリヒリしているのですが、このような時のオイルやクリームを使用するべきでしょうか?

A

赤いということは、つまり肌に炎症があるということを意味します。そこまでひどくない炎症でしたら、抗炎症作用などが含まれているクリームで鎮静を試みてもいいでしょう。

ただ、炎症が比較的強い場合は少しでも肌の刺激になるものは避けた方が良いため、保湿はワセリンやプロペト、医療用の保湿剤などで行う方が良いでしょう。炎症が落ちついてから普段使いの製品に戻してください。また、湿疹やかぶれを起こしている場合ステロイドなどでの治療が必要ですので皮膚科を受診しましょう。

Q

クリームのベタつきがどうしても気になります。

A

クリームのベタつきがきになる方は、乳液に変更してみるのも良いかもしれません。また、クリームの中でもさっぱりとした使用感の製品もあるためそちらを試してみても良いでしょう。

冬は肌が乾燥しやすくなるため乾燥肌の方は保湿クリームの使用をおすすめしますが、夏場などどうしてもベタベタしてしまう季節などはベタつくこともストレスになるため製品の調整をしましょう。またべったりとつけるのではなく薄く伸ばすだけでもベタつきを抑えることができます。

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