※監修者は「毛穴トラブルの種類」「毛穴ケア美容液の選び方」などについて監修をおこなっています。おすすめに掲載している商品は監修者が選定したものではなく編集部が口コミを集計したものです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことをさします。
※本記事で紹介している「美容液」のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。化粧品などには認められていません。
年齢による肌質の変化から、鏡に映った鼻や頬の毛穴の開きに悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 肌の悩みでも「毛穴トラブル」は上位にあがりやすいです。
本記事では、毛穴の状態や肌質に合わせた美容液の選び方とおすすめ商品、毛穴ケア美容液の効果的な使い方をレクチャーします。
毛穴で悩んだ人が効果を実感できて「これが最後の商品」と感じた美容液も紹介するので、ぜひ、最後までチェックしてくださいね!
毛穴は大きく5つの症状に分けられ、それぞれの症状の特徴や原因は少しずつ異なります。
毛穴の種類 | 症状 | 原因 |
---|---|---|
開き毛穴 | 毛穴が開いた状態 | 過剰な皮脂分泌 |
詰まり毛穴 | 角栓(皮脂と古い角質)が毛穴に詰まった状態 | 過剰な皮脂分泌や角栓の肥厚 |
たるみ毛穴 | 毛穴が垂れている状態 | 加齢による肌のたるみ |
メラニン毛穴 | 毛穴の入り口が炎症して黒ずんだ状態 | 肌が紫外線や摩擦などの刺激を受けてメラニンを生成 |
黒ずみ毛穴 | 毛穴が黒ずんだ状態 | 毛穴に詰まった角栓の変化 |
一般的に毛穴の目立ちは皮脂の過剰分泌もしくは肌のハリや弾力の低下によるものが多いですが、細かく見ると症状や原因は異なります。
日々のスキンケアは毛穴の症状に合わせてアプローチしていく必要があるのです。
毛穴が気になる原因は人それぞれです。肌質や年齢によってもアプローチ方法が異なるので、まずはどの毛穴のタイプかを把握してから悩みにあった美容液を選びましょう。
美容成分を豊富に配合した美容液は、毛穴トラブルの予防・対策を効果的に行うサポートをしてくれます。
そもそも美容液とは、商品ごとにプラスアルファの美容効果を目的としたスキンケア。大きく以下の3つに分類され保湿はもちろん、美白や肌のハリ・弾力にアプローチします。
毛穴トラブルを抱える人は肌悩み別の美容液から、毛穴ケア(収れん)美容液のような毛穴ケアできるものや毛穴の原因にアプローチするタイプを選びましょう。
美容液は感触も幅広くジェルやミルク、クリーム、ローション、オイルなどがあるため、お好みのテクスチャーで毛穴ケアできる点も魅力です。
肌にうれしい成分を配合し効果を実感しやすい美容液ですが、同時に自分の肌悩みに合わない成分を使うと新たな肌トラブルの原因になることもあります。
毛穴タイプは大きく5種類
・開き毛穴
・詰まり毛穴
・たるみ毛穴
・デコボコ毛穴
・黒ずみ毛穴
ここでは5つの毛穴タイプに分けてそれぞれにおすすめの毛穴美容液の選び方のポイントを解説していきます。
開き毛穴には油分が少なく肌を保湿できるタイプの美容液を選びましょう。具体的には皮脂抑制成分を配合した美容液や薬用美容液が◎。
開き毛穴は、油分の多い鼻周りにできやすいのが特徴になります。乾燥や可能な皮脂が原因となりますので、ライスパワーやビタミンC誘導体など皮脂抑制成分がおすすめ。
進行すると毛穴が塞がらなくなって目立ちやすい状態となるため、早めのケアを推奨します。開き毛穴には、肌の水分と油分のバランスを正常に整えるような美容液を取り入れると効果的です。
詰まり毛穴にはビタミンC誘導体やサリチル酸などを配合した角質ケアできる美容液がおすすめです。
詰まり毛穴とは、皮脂や古い角質、さらに肌の汚れが混ざりあって角栓が白い塊となり毛穴に詰まっている状態になります。
小鼻の溝や鼻の頭に生じやすいがんこな毛穴詰まりですが、美容液でやさしくストレッチして毛穴をほぐしていきましょう。また角栓を押し込む恐れもあるため、むりに押し出す・必要以上に触るといった行為は控えることが大切です。
詰まり毛穴をケアできる美容液はもちろん、吸着・酵素タイプの洗顔やスクラブ剤によるスキンケアを併用してもいいでしょう。
たるみ毛穴には、ナイアシンアミドやペプチドなど肌のハリ感や弾力アップにアプローチする美容液おすすめ。
たるみ毛穴は、加齢や紫外線、活性酵素による影響でコラーゲンが減少し、肌のハリが低下している状態になります。肌が毛穴を支えきれず、毛穴が落ち込むことで周りの皮膚も落ち込み、毛穴が開いて見えるのです。
たるみ毛穴にはコラーゲン生成を促したり減少を抑えたりしてくれるような美容液でお手入れしましょう。
メラニン毛穴には肌に沈着したメラニンにアプローチするトラネキサム酸やアルプチンといった「美白有効成分」を配合した美容液がおすすめです。
酸化した皮脂が紫外線を浴びて刺激を受けるとメラニンが増える恐れもあり、こまめなケアを推奨します。
黒ずみ毛穴とは、詰まった毛穴が空気や紫外線に触れ、酸化して黒くなっている状態です。
活性酸素から体を守ることを「抗酸化作用」といいます。
「抗酸化作用」は酸化を抑える働きがあり、毛穴トラブルだけでなく、シミやシワ、たるみトラブルにもアプローチしてくれます。
また、次のような高保湿成分を配合した美容液もおすすめです。
美容液のパッケージは成分表示の上位に記載されるほど、含有される成分は多くなっているので、気になる保湿成分が表示欄の上に記載されているかもチェックしましょう。
毛穴が悪化した肌は赤みやニキビを生じやすくなっています。肌が敏感なときには、できる限りシンプルで肌にやさしい成分構成の商品を選ぶようにしましょう。
一方「1,2-ヘキサンジオール」や「PG」など保湿力は高いものの肌への刺激が懸念される成分や、肌表面にアプローチする角質ケア成分は避けた方が無難です。
肌が敏感な時は「無添加処方」「テスト済みアイテム」など、低刺激性の表示をチェックしましょう。
口コミでわかった、毛穴の開きや黒ずみなどをケアできるおすすめの美容液を5つ紹介します。
乾燥による毛穴の開きや肌荒れ、肌のハリ不足にお悩みの方に人気の美容液。
肌の角質層まで潤いで満たし、肌の生まれ変わりのリズムを整える。
洗顔後に塗って3分待つだけで使えて手軽に使える点も魅力。
また初めて使用する場合は10mL(約12回分)のお試しサイズだと、肌との相性を確かめしやすい。
お試しサイズは公式サイトのみの取り扱いのみとなっていていて、こちらからチェックできる。
▶タカミスキンピールの公式サイトはこちら
ピュアビタミンCを配合した「オバジC 20セラム」。
ロート製薬だからできた高濃度✕高浸透✕超安定の技術で、崩れやすいピュアビタミンCを肌表面から角質まできちんと届けてくれる。
特に肌のキメやザラつき、毛穴をケアして肌の透明感がほしい方におすすめ。
「保湿」と「ダメージ補修」できる美容液。
潤いを与えることで外部環境から肌を守りベストなコンディションに導く。
美容成分には、エビツル葉エキス、テオブロマグランジフロルム種子脂などを配合。
乾燥による毛穴の開きはもちろん、ゆらぎがちな肌のケアや、年齢肌のケアにもおすすめ。
敏感肌のためのドクターズコスメ「DR.WU」から販売される美容液。
ピーリング成分にはマンデル酸を配合し、肌サイクルのサポートや古い角質や黒ずみ・毛穴詰まりをケアしてくれる。
低刺激で肌に優しく毛穴ケアしたい方におすすめ。
肌の回復力を目指した日本人専用処方でランコムNo.1とされる美容液、「ランコム ジェニフィックアドバンストN」。
ビフィズス菌やイースト菌などに由来する7種の美肌成分で毛穴レス肌を目指す。
毛穴の角栓ケアやたるみ毛穴が気になる方にもおすすめ。
毛穴ケアを目的に美容液を選ぶのなら質感も大事。朝はメイクに響かず、夜はベタつきを残さない使用感が良いなど、同じブランドでも質感が異なる場合もあり、自分好みの使い心地を見つけていきましょう。
使用感に加えて香りも美容液選びの大事なポイント。サンプルやトライアルセットを使って、あらかじめいろいろ確かめておきましょう。
自分に毛穴ケアに合う美容液を見つけて購入したら、次はより効果的な使い方を知りたいですよね?
商品にもよりますが、美容液は化粧水などで肌を整えたあとに、乳液やクリームの前の段階で使うケースが一般的です。
それでは、それぞれのポイントについてみていきましょう。
美容液を使う前に洗顔とクレンジングで肌の余分な皮脂や角質をすみずみまで洗い流すことが大切です。
毛穴ケアに効果的な美容液ですが、肌の余分な汚れを落とした状態で使うことで、より毛穴ケア効果を実感できます。
毛穴ケア美容液は、パッケージに記載されている使用量を守り、やさしく手のひらでハンドプレスして肌になじませて使いましょう。
とくに目元や口元など肌の乾燥が気になる部分は重ね付けすることもおすすめ。
ただ、より効果を高めたいからと使用量を増やすと刺激が多くなり肌トラブルを起こす可能性もあるので注意が必要です。
毛穴をカバーするメイクのコツは?
毛穴カバーのコツは「皮脂吸着できる下地」「皮脂を抑えて毛穴をカバーできる商品」「角度を変えて上下左右に塗って厚塗りを防ぐ」「パウダーは肌にふんわり乗せる」の4つ。メイクで肌の凹凸や輪郭をカバーでき、毛穴の目立ちにくい顔に仕上がります。コスメは保湿成分が含まれているものがオススメです。コスメカウンターで内容を確認しながら、さまざまなコスメを試してみてください。
毛穴ケア美容液で毛穴は小さくなる?
毛穴美容液は毛穴が気になる肌にアプローチし、正しく使いつづけることで毛穴が目立ちにくくなることが期待できます。また、美容液は肌トラブルの予防をする役割があるため、毛穴が気になる場合は普段から予防として取り入れることが大切です。毛穴ケア美容液で、毛穴を作りにくい肌をめざしましょう。
毛穴ケア美容液はほうれい線対策にも効果がある?
毛穴ケア美容液でも、保湿力が高くリフトアップが期待できるタイプはほうれい線を少しでも薄くしたい人におすすめ。肌がうるおえば、弾力やハリ感を高めることが期待できるため、ほうれい線の目立ちを抑える効果が期待できます。肌のたるみの原因となる生活習慣を見直し、肌のうるおいを補充できるスキンケアのひとつとして美容液を取り入れましょう。
プチプラの美容液でも毛穴のケアはできますか?
できます。プチプラ美容液を購入するときはしっかりと成分に注目しましょう。特にビタミンC誘導体が入っているかどうかを重要視すると良いと思います。毛穴をケアする美容液としてオススメなのは、エテュセ 薬用Cセラム(1,800円)、ギブアンドギブ アクア・ラ・ピュア (1,200円)です。
綺麗なお肌になるためにできることはたくさんあります。毛穴タイプに合った毛穴美容液を正しく使用し、毛穴汚れやたるみ、ハリ不足の解消をめざし美肌を作っていきましょう。
美容液だけでなく毛穴ケアをトータルで行いましょう
毛穴ケアをしたいのであれば、美容液だけでなくクレンジングや化粧水でトータルでケアしましょう。
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