※監修者は「たるみの原因とは?」「美容家電の選び方」「美容家電の使い方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している美容家電のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
顔のたるみは見た目の印象を大きく左右してしまいますよね。鏡をみて「フェイスラインがぼやけてきた」「ほうれい線が深くなってきた」と感じたこともある方も多いのではないでしょうか。
若々しい肌にはすこやかな肌づくりが大切! スキンケアの底上げに日々のお手入れに美容家電をプラスしてみませんか? とはいえ、美容家電にもさまざまな種類があるので、選び方がわからない方も多いでしょう。
そこで本記事では、たるみができる原因から美容家電の選び方、使い方までを解説します。日々のスキンケアに美容家電をプラスして、弾力あふれるハリ肌を目指しましょう!
顔のたるみのおもな原因は、
などです。
それぞれの原因について詳しく見てみましょう。
顔のたるみが生じる最も代表的な原因は加齢です。
加齢により、肌のハリや弾力を支える成分を生み出す力は徐々に低下してしまいます。肌内部の真皮という部分には、コラーゲン(肌の弾力を生み出す線維)・エラスチン(コラーゲンをサポートする線維)・ヒアルロン酸(水分を蓄える物質)などが存在します。
これらを生み出す力が、もともとからだには備わっています。しかし、加齢によりその力が衰え、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の量が減少してしまうと、肌のしなやかさや弾力、ハリが失われてしまいます。結果、たるみへとつながってしまうのです。
日光を浴びることは心身の健康にとって大変いいことです。
その一方で、紫外線には注意が必要です。紫外線による光老化は、肌のたるみを招く原因となってしまいます。
紫外線のなかでも約9割を占める紫外線A波(UV-A)は、肌の奥にある真皮にまで深く入り込み、エラスチンやコラーゲンを変性させてしまうなどの深刻なダメージを与えてしまいます。エラスチンやコラーゲンが損傷すると、肌のハリや弾力が失われ、顔のたるみを招いてしまうのです。
肌表面(表皮)の角層で適切な水分量をキープできなくなると、そのせいでかゆみや赤み、小じわなどさまざまな肌トラブルに発展してしまいます。
過度な肌の乾燥状態が続くと、表皮にとどまらず、その下にある真皮にまで影響が及んでしまいます。乾燥によりできた小じわが深いしわへ、さらにはたるみへと徐々に進行してしまうおそれがあるのです。
年齢を重ねると顔の脂肪が減りやすくなります。これも肌のハリ感が失われる一因です。また、無理なダイエットで急激に体重を落とすと、脂肪が減るペースに皮膚が追いつかず、そのせいで顔がたるんでしまいます。
反対に、急激に脂肪が増加することで、脂肪の重みに耐えきれず顔がたるむこともあります。
顔には30種類以上の筋肉(表情筋)が存在しています。顔の表情筋はからだの筋肉とは違い、皮膚のすぐ下についており、表情筋の力が弱まってしまうと、その上を覆っている皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなってしまいます。結果、重力に逆らえず顔が下へ下へと垂れていき、たるみが引き起こされてしまうのです。
普段の何気ない生活習慣もたるみと深く関わっています。悪い姿勢・睡眠不足・偏った食事・ストレス・表情グセなどのマイナス要素がどんどん積み重なると、最終的に顔のたるみを招くこともあるのです。
このように、たるみを引き起こす原因はさまざまです。
そして、たるみは目に見える肌の表面(表皮)だけの問題ではなく、表皮の下にある真皮や皮下組織、筋肉とも深く関わっています。
皮膚の最も外側にある表皮は、水分の保持やバリア機能の役割を果たしています。水分がたっぷり満ちた状態であれば、肌はみずみずしくつやつやとしてハリ感があります。しかし水分不足で乾燥状態が続くと、しなやかさやハリが失われ、しわやたるみへとつながってしまいます。
表皮のすぐ下にあるのが真皮です。肌のハリや弾力を保つコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンは真皮でつくられます。コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを生み出す力が低下すると、肌がしぼんだ状態になり、結果たるみへとつながってしまいます。
真皮の真下にある皮下組織は、脂肪をつくり蓄えて、クッションのような役割をしています。この部分に脂肪がつきすぎてしまうと、その重みに耐えきれず、結果たるみへとつながってしまいます。
顔の表情筋が衰えると、筋肉のすぐ上にある肌もろとも下にずり落ちてしまいます。そのせいで顔がたるんでしまいます。
そして、ひと言で「たるみ」といえど、その形状はひとつではありません。顔のパーツのあちこちで、さまざまな種類のたるみが生じるのです。
美容家電と一口にいっても、タイプや形状はさまざまですが、たるみやハリ不足の肌におすすめの美顔器は以下のとおりです。
たるみケアに大切なのは、肌のハリ弾力アップ。リフトアップ美顔器として販売されている商品は、EMSやPFなどの機能がついたものが多いです。
微弱な低周波の刺激で表情筋にアプローチすることで肌の引き締め効果が期待できるEMS美顔器。ピリッとした微かな刺激を感じるのが特徴です。
ラジオ波(RF)とは、高周波と呼ばれる電磁波のひとつ。電磁波による熱で、じんわりと肌を温めてくれます。ハリや弾力アップ効果を期待できます。
超音波の振動が肌の表面にアプローチ。肌の余分な汚れを落としやすくしたり、ハリのサポートをしてくれたりとメリットはさまざま。周波数の違いによって使用できるパーツがかわるので、お手入れしたい部分に合わせて。
微弱な電流によって肌をケアできる、マイクロカレント美顔器。ローラータイプの美顔器に搭載されていることが多く、二の腕や太ももなどボディケアにも使えるものもあります。
直接肌に触れず、光を浴びることでさまざまな悩みにアプローチできるLED美顔器。光の色によってそれぞれ違うはたらきをしてくれます。
ハリ不足の肌には「赤色」でのケアがおすすめです。
スキンケアアイテムに含まれる美容成分を微弱な電流によってイオン化し、角層のすみずみまで浸透させるイオン導入機。しっとりうるおいのある肌に導いてくれます。
顔のたるみは頭皮のコリが原因になることもあるため、ヘッドマッサージャーで頭皮ケアをするのもおすすめです。頭皮と顔の皮は一枚でつながっています。頭皮をやわらかくして血流アップを目指しましょう。専用アタッチメントを装着すれば、頭皮だけでなく顔に使用できるものもあります。
では実際、美容家電を選ぶ際、どんなポイントに注目したらいいのでしょうか?
美容家電は機能がシンプルなものから多機能なものまでさまざまです。多機能なものほどお手入れの可能性は広がる反面、使い方が複雑になり、使用時の注意事項などが増え、価格も高くなっていきます。
「いろんなお手入れをしてみたい」と多機能を選んだ結果、使いきれないうえ使用すること自体が億劫になってしまうことも。自分が最も使いやすいと感じる美容家電を選びましょう。
「ものすごく気に入って買ったのに全く使えていない」。それは、アイテムが自分のライフスタイルに合っていないことに原因があるのかもしれません。
お蔵入りにならないようにするために、自分の生活シーンと照らし合わせて美容家電を選びましょう。また、意外と気になるのがデザイン。デザイン性にすぐれたアイテムなら、インテリア感覚で部屋にそのまま置けます。
製品の形状や重さ、手に収まる感覚など、自分にとって使いやすいものでなければせっかく買った美容家電も使うのがストレスになってしまいます。美容家電は継続的に使用してこそ成果を感じられるもの。できれば店頭で実物の使用感をチェックしてから購入したいですね。
家電は販売店舗によって価格にバラつきがあります。気になるアイテムはあらかじめ複数店舗でリサーチしておくのがおすすめです。
また、美容家電によっては専用のジェルなどが必要となり、本体だけでなくプラスアルファのコストがかかってしまうこともあります。本体だけでなく、継続的に使用した場合のトータルコストを把握して選びましょう。
いろいろな商品を見ているうちに本来の目的を見失い、不本意なものを買ってしまった……なんて後悔したことはありませんか? 美容家電は種類も機能も多く、選んでいるうちに迷子になってしまいがちです。「どんな悩みを解決したいのか」「いちばん解決したい悩みは何か」を常に念頭に置いて選びましょう。
美容家電には防水仕様のものとそうでないものがあります。防水性能の備わっていない美容家電を水にぬらすのは大変危険です。故障や破損の原因となるだけでなく、事故につながってしまうケースもあります。防水仕様の有無は必ずチェックしてくださいね。
美容家電の充電方法は、ACアダプター・電池・USBなどアイテムによって異なります。本体の使用方法だけでなく、充電方法までチェックして選びましょう。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。
※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。
美容家電は、通常の美容アイテムよりしっかりお手入れができる反面、使用時に気をつけるポイントが多くなります。これらのNG行為は避けてくださいね。
美容家電にはアイテムごとに目安の使用時間・使用頻度が定められています。美容家電の使い過ぎは肌への負担に。特に強いモードで必要以上にお手入れすると肌を傷めてしまうことにつながりかねません。必ず適切な範囲内で使用しましょう。
本来使用できないからだの部位に美容家電を当てるのはとても危険です。たとえ微弱なモードでも、肌にダメージが蓄積してしまう可能性があります。使用可能範囲外で美容家電を使ったお手入れをするのは控えてくださいね。
間違った使用方法は、肌トラブルだけでなく、機器の故障・破損、さらには事故につながりかねません。特に、防水仕様でない美容家電をお風呂で使用するのは大変危険です。
吹き出物がある時や肌のコンディションが悪い時、肌が敏感になっている時、体調がすぐれない時は美容家電の使用を見送ってください。また、美容家電によっては、妊娠中の方やこれまで重い病気をした方の利用に注意喚起をしているものもあります。お手入れのために無理をするのは避けてくださいね。
最後に、美容家電の使いかたについてアイテムごとに見てみましょう。
ここでは、各アイテムの基本的な使いかたと、目安となる使用頻度や使用時間をご紹介しています。美容家電はそれぞれ搭載している機能が異なり、アイテムによって実際の使用方法や頻度・時間も変わってきます。お手持ちの美容家電は必ず取扱説明書を確認してから使ってくださいね。
〈使用頻度〉週2回程度
〈使用時間〉1か所あたり10秒程度
〈使用頻度〉週1~2回程度〈使用時間〉1か所あたり30秒程度
〈使用頻度〉週2回程度〈使用時間〉1回10分程度
〈使用頻度〉1日以上空けて週3日まで〈使用時間〉1回10分程度
〈使用頻度〉週2~3回程度〈使用時間〉1回10分程度
〈使用頻度〉週2~3回程度〈使用時間〉1回20分程度
〈使用頻度〉1日2回〈使用時間〉1回5分程度
たるみは若い世代でもおこるのですか?
たるみの最も代表的な要因は加齢ですが、それ以外にも、表情筋の衰え・過度な脂肪の増減・姿勢や生活習慣の乱れなどが原因で若い世代でもたるみがおこるリスクはあります。特にスマホやパソコンを長時間使用する人は要注意です。
表情筋を使う、過度なダイエットは控える、正しい姿勢を心がける、生活習慣を見直すなど良いルーティンを日頃から意識していきましょう。
顔がたるみやすいのはどんな人ですか?
姿勢が悪い人・顔の筋肉をあまり動かさない人・自己流のケアやマッサージで肌をこすり過ぎている人は顔がたるみやすいといわれています。紫外線ケアを怠っている人や十分な保湿ケアができていない人、生活習慣が乱れがちな人なども顔がたるみやすいといえます。
むくみとたるみは関係があるのですか?
むくみは皮下組織に水分がたまって腫れぼったく見える状態のことを指します。塩分やアルコールの摂り過ぎ・冷え・睡眠不足・疲労・ストレスなど何らかの原因で流れが悪くなったリンパ液が皮下にたまってむくみ、むくんだせいで引っ張られ続けた皮膚は、やがて伸びてたるみにつながるともいわれています。
塩分やアルコールを摂り過ぎない、野菜・海藻・フルーツを積極的に摂る、からだをこまめに動かすなど、むくまないようにすることが、間接的にたるみを回避することにつながります。
一度できてしまったたるみは自分で治せますか?
たるみは、生活のなかでの意識や習慣の見直し、美容家電の使用など、ある程度のセルフケアが可能です。深刻なたるみに悩む場合は、美容クリニックに相談してみるのも解決法のひとつです。
美容家電を毎日使うのは絶対にだめですか?
美容家電は幅広く、使用頻度に制限があるものもあれば、毎日使えるものもあります。特定の使いたいアイテムがある場合は、一度確認してみてくださいね。
美容家電といっしょに使用するのはメーカ指定のジェルや化粧水でなければいけないのですか?
美容家電によって使用時に利用できるアイテムにバラつきがあります。メーカーの関連商品が推奨されている場合もあれば、特にアイテムの指定がないものもあります。
値段の高い美容家電ほど効果が得られるのですか?
美容家電の価格は、性能はもちろん、機能の多さ、使用素材、ブランドなど、さまざまな要素が関連しています。「値段が高い=期待しているお手入れの満足度が高い」とは言い切れない部分もあります。
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