※監修者は「乾燥肌の方向けの美容液」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している美容液のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
一気に乾燥が進んできたこの時期。肌の乾燥に怯えている方も多いはず。乾燥肌の人が美容液選びで大事にするポイントは「乾燥肌・敏感肌用の商品か」と「ピリピリするなど肌の刺激となる成分が入っていないか」のどちらかが多く、しっとりもっちりした肌のための、攻めの化粧品選びがなかなかできない方は多いです。
このような商品選択では、自身の悩みを解決するというよりは「肌が悪化せず、ついでに悩みも解決できたら嬉しい」ぐらいにしかなりません。
そう言われても、どうやって乾燥肌の悩みを解決すれば良いかかわからない。本記事はそんな乾燥肌でニキビや美白など肌トラブルを抱えた人にとって、プチプラも含めおすすめの美容液やスキンケアのコツを解説していきます。
美容液は化粧水やクリームなど他のスキンケアアイテムに比べて、美容成分が豊富に含まれているのが特徴です。美容に効果的な成分をギュッと濃縮して配合した製品なので、その機能は、保湿や美白、エイジングケアなど、配合されている成分によってさまざまです。
多くの肌悩みにピンポイントでアプローチできる美容液は、化粧品の中でも特にすぐれたスキンケア効果が期待できるアイテム。
ここで、同じスキンケアアイテムである化粧水や乳液と、美容液の主な役割の違いを見てみましょう。
・化粧水:肌にうるおいを与え、なめらかに整える
・美容液:乾燥やシミなどの肌悩みを集中的にケアする
・乳液:肌に油分を与え、うるおいや美容成分を逃さないようにする
化粧水、美容液、乳液は、それぞれに違う役割を持っていることが分かりますね。
3つのアイテムを正しい順番、正しい方法で使えば、よりしっかりと美容効果を実感することができますよ。
通常、美容液は化粧水と乳液の間に使うものです。しかし導入美容液は、化粧水の前か乳液の後に使うものとして作られています。名前の通り化粧水の成分をより効率的に浸透させる、導入用の化粧品として使われるのです。
また、乳液の後に使う場合には、メイクによる肌の乾燥などを抑えるために、肌に潤いをプラスして状態を整える働きがあります。
美容液は、シミやシワといった肌悩みにアプローチするアイテムです。一方、スキンケアのはじめに使う導入美容液(ブースター)は、後に使う化粧水や乳液などの浸透を助けることを目的としています。「スキンケアアイテム全般が浸透しにくい」と感じる人は、導入美容液を取り入れるとよいでしょう。
導入美容液には、化粧水を素肌になじませる役割があります。そのため、素肌への浸透をサポートする成分が含まれているのです。例えば、成分中の水と油を馴染みやすくさせる界面活性剤など。
また、肌の角層までより浸透しやすくするために、ナノ化された成分やカプセル化された成分も配合されます。さらに、肌がごわついていると成分も浸透しにくいので、サリチル酸やグリコール酸、乳酸などの角質ケア成分も配合される場合が多いです。
導入美容液を選ぶ際には、やはり肌の角層への化粧水の浸透をサポートする成分が含まれているものがベストです。とはいえ界面活性剤などは肌への刺激となる場合も多いので、できる限り天然の成分を選びましょう。
また、使用感も大切です。ベタつきが強いとそのあとのスキンケア用品もつけにくくなってしまうので、さっぱりした質感のものがおすすめです。
年齢を重ねると、肌は乾燥した状態に傾きやすくなります。これは、加齢にともなって肌の水分量が減っていくため。また、セラミドやヒアルロン酸、皮脂といった肌の水分を保つ成分も減少し、うるおいが蒸発しやすい状態になっていきます。
肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れやたるみ、くすみ、小じわなど、さまざまな肌悩みの原因に。年齢肌をすこやかに保つには、減ってしまった水分を補う保湿ケアが重要なのです。
肌が乾燥すると、内部を保護するためにターンオーバーのスピードが速くなります。しかし急いで作られた細胞は細胞としての機能を十分に備えていないので、水分を保持する力が弱いのです。そのため十分に潤いを保つことができず、肌はさらに乾燥してしまいます。
ターンオーバーは乾燥の他に紫外線やホルモンバランスによっても不安定になるので、十分な対策が必要です。
肌は常に様々なダメージにさらされています。どんなに素肌をケアしたとしても、外部からの刺激に無防備では乾燥に拍車をかけてしまいます。
肌が乾燥する原因としては、紫外線や空気乾燥などがあります。湿度が低い冬場はしっかりとしたスキンケアが大切ですし、日差しの強い夏場も紫外線対策をしないと肌へのダメージが大きくなってしまうでしょう。
日頃しっかりとスキンケアをしているという人でも、肌の乾燥に悩まされることはあります。その場合は、日頃のスキンケアに関しても見直す必要があります。
例えば、洗顔の際に肌をこすってはいませんか。肌に摩擦が加わると、それが大きなダメージとなって素肌の乾燥が引き起こされます。肌は思った以上にデリケートなものなので、直接触れるのは控え、しっかりと泡立てた上で洗顔を行うことが大切です。
冬場などは降水量が減り、湿度が低下します。このように外気が乾燥している時期には、肌の水分も失われやすくなります。そのため、湿度には十分に気を配り、体だけでなく部屋の中も湿度を保つための工夫をすることが大切です。
素肌を乾燥から守るためには、湿度の高い時期などは特に十分な保湿対策をしておく必要があります。
毎日忙しく働いているという人は、生活のリズムも乱れがちになっていませんか。生活習慣が乱れると肌のターンオーバーがうまくいかず、バリア機能が低下。外部からの刺激を受けやすい状態になるので、乾燥によるダメージを受けやすくなります。
また、喫煙や飲酒、偏った食生活などにも注意が必要。十分に栄養が体に行き渡らななかったり、胃腸に負担をかけて腸内環境が悪化してお肌にも悪影響が出ます。
肌には潤いを保つためのコラーゲンやヒアルロン酸などの成分がありますが、年齢を重ねるごとにこれらの成分が現象していきます。若い頃に比べて肌が乾燥しやすくなったという人は、潤い成分が不足し始めているのです。
肌が自分で潤う力が次第に衰えてくるので、早めの乾燥対策が重要となります。エイジングケアは20代のうちから始めておいても遅いということはありません。
セラミドは皮膚の角質層にあり、細胞同士をつなぐネットのような「細胞間脂質」の主成分です。肌の内部において約80%もの水分を維持する働きがある重要な成分なのです。
しかし、セラミドは年齢を重ねるごとにその数を減らしていきます。その結果、肌の水分保持力が弱まり、乾燥しやすくなるのです。また、細胞間を綺麗につなぐことができず、キメも乱れがちになります。
同じ乾燥肌さんでも、年齢によって肌の傾向は変わってきます。
自分の世代に合う美容液を選べば、より効率よく肌悩みをケアできますよ。
美容液は、大人の女性だけのものではありません。素肌の悩みを抱える高校生も、スキンケアとして取り入れるのがおすすめです。ただ、10代のうちは肌の状態が20代以降とは異なるので、高校生の素肌に合った美容液を選ぶ必要があります。
高校生の肌は、脂性肌などでデリケートな状態になっている人も多いです。少しの刺激に対しても過敏に反応しやすいので、できる限り肌への負担が少ない美容液を選ぶことも大切。肌への負担となる合成原料が配合されたものは、できる限り避けましょう。
界面活性剤なども、ペプチドやサポニンなどの天然由来の成分を使っている製品であれば、肌への負担が少なくすみます。
肌ラボの極潤 ヒアルロンジュレはオールインワンタイプで、さらっとべたつかずに使えます。複数のアイテムを買うのが厳しい10代のお財布にも優しい乾燥肌向け美容液です。
20代前半ごろまでは、どちらかというと乾燥よりも皮脂の分泌過多によるテカリやニキビなどに悩む人が多いでしょう。
ニキビができやすい人は、肌の炎症を鎮める有効成分が配合された医薬部外品の美容液を選ぶと◎。
乾燥が気になる場合には、ヒアルロン酸やコラーゲンなどが配合されているより高保湿な化粧水がおすすめです。
十分な量をしっかり使い続けられるよう、価格にも注目してみてくださいね。
チューンメーカーズのセラミド200はしっとり潤うと評判。【原液】と名前がついているようにしっかり成分が濃い印象を受ける液体なので、お手持ちの乳液やクリームに混ぜてつかう方法もおすすめ。
「お肌の曲がり角」とも称される20代後半、アラサー世代。徐々に肌の水分量が減り、乾燥によるくすみや目元の小じわといった肌トラブルが現れはじめるのがこの世代です。
セラミドやヒアルロン酸といった成分が配合された高保湿な美容液で、しっかりうるおいを補いましょう。
また、将来も白い肌をキープするために、トラネキサム酸やビタミンC誘導体といった美白成分入りの美容液を選ぶのもおすすめです。
メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液はシミ対策を兼ね備えながら、しっかり保湿効果もあると評判の美容液。白肌をキープしつつ乾燥対策もしたい方におすすめ。
少しずつ肌の衰えを感じ始める30代。セラミドやアミノ酸、コラーゲンなどが配合された化粧水で、これまで以上にしっかりと保湿を行いましょう。
ハリ不足や毛穴の開きといったエイジングサインを感じるときは、レチノールやナイアシンアミドといったエイジングケア成分配合の化粧水をチョイス。
また、仕事や育児で屋外に出る機会が増えた人には、トラネキサム酸などが配合された美白タイプの保湿美容液もおすすめです。
キュレル 浸潤保湿美容液はさっぱり使えてベタつかないので、朝の忙しいメイク前にも手軽に使えるアイテム。エイジングサインを感じる方からも高評価です。
ハリ・ツヤ不足やたるみ・シワなどが気になりはじめる40代。肌の乾燥はシワなどの悪化にも繋がるため、いっそう保湿に気を配ることが大切です。
アスタキサンチンやペプチドといったエイジングケア成分配合の高保湿化粧水を選び、本腰を入れたエイジングケアを始めましょう。
また、若いころから少しずつ積み重なった肌ダメージや、年齢に伴うホルモンバランスの変化により、肌が敏感な状態に傾くことも。そのような場合は、刺激の少ないシンプルな配合の保湿化粧水を使うのがおすすめです。50代、60代になるとさらに保湿が大事になりますので、覚えておきましょう。
「COSMEDON (コスメドン) オカズ モチモチ」は1,000円以下で試せるプチプラ、ミニサイズの乳液状美容液。ヒト型セラミド配合で、肌のバリア機能を正常に近づけてくれる商品です。
50代60代はシミやほうれい線など気になるエイジングケアサインも深刻になってくる年齢ではありますが、何よりも保湿が大事。基本的なところですが、肌が乾燥していると肌がしぼんで疲れて老け見えしてしまいます。肌をふっくらさせてあげることで、若く見えるか老けて見えるか大きく差がつきます。
ミノン アミノモイスト エイジングケアオイルは1,000円台前半で購入できるプチプラ価格ながら50代60代からエイジングケアへの評価の高い美容液オイル。
楽天やAmazonなどのレビューも踏まえ、プチプラからデパコスまで、口コミ評価の高い乾燥肌向け美容液をランキングに。お悩みに合わせてチェック!
「イニスフリー(innisfree) レチノール シカ リペア セラム」はレチノール配合でエイジングケアにも人気の保湿美容液。アレルギーテスト済、ノンコメドジェニックテスト済で、レチノールとシカがバランスよく配合されているので、攻めと守りのバランスが良く、お手頃な価格ながら乾燥による毛穴やシワなどにも効果を感じた方が多い美容液です。
ヒト型セラミドを5種配合。人の肌にあるセラミドと同じ「ラメラ構造」のため、肌なじみが良くさっと角層まで浸透するのが売りの美容液「エトヴォス モイスチャライジングセラム」。刺激が少なく、敏感肌で乾燥肌の方から高評価。
アレルギーテスト済で、肌が荒れやすい人も手に取りやすい「トレリアン ウルトラ セラム」。ニューロセンシンとターマルウォーターという独自成分の「モイストバリアコンプレックス」に加え2種の保湿成分ベタインとグリセリンも配合。
高い保湿力が口コミで高評価です。
肌自らが水分を保つ力をサポートする医薬部外品の有効成分「ライスパワーNo.11」を50%配合した「ライスフォース 薬用保湿美容液 ディープモイスチュアエッセンス」。日本で初めて水分保持能を改善する機能が認められた医薬部外品の「ライスパワーNo.11」が配合され、セラミド不足の肌にしっかり届きます。
デパコスで乾燥肌さんから人気の高い美容液といえば「アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス」。化粧水の後に使用する美容液で、保湿にくわえ、シワの原因となる乾燥を防いでくれるうえにくすみ対策のエイジングケアも。
年代別のおすすめ乾燥肌向け美容液は記事後半で詳しく解説しています。
乾燥によるかゆみは、かいてしまうとそれが刺激となってさらに痒くなってしまうことも。ジフェンヒドラミン塩酸塩やクロタミトンはかゆみを抑えてる働きがある成分で、リドカインはかゆみを感じる知覚を和らげる局所麻酔作用のある成分です。これらの成分が入ったかゆみ止めを準備しておき、痒くなったら使うようにしましょう。
乾燥肌向けのかゆみ止めは「ムヒソフトGX」や「タナールAIクリーム」が1,000円以下で購入できるので、ひとつ用意しておくと良いでしょう。
かゆみを抑えてしっとり保湿することで、乾燥肌を改善していきましょう。
生活習慣は、そのままお肌の状態に直結します。食生活を見直して、体に負担をかけないように気をつけましょう。また、飲酒や喫煙もほどほどにして、適度な運動を心がけることが大切です。
肌の細胞は新陳代謝により、約28日の周期で古いものから新しいものへと生まれ変わっていきます。この仕組みは肌のターンオーバーといい、ターンオーバーが規則正しく行われることで、肌のバリア機能も維持されると考えられています。
しかし、偏った食事による栄養不足による自律神経の乱れが、肌のターンオーバーのサイクルを乱し乾燥肌の改善を妨げることがあります。
食事では新陳代謝を上げるビタミンB2やB6(レバー、カツオ、鮭)やバリア機能の維持に欠かせない必須脂肪酸(エゴマ油、亜麻仁油)、肌の原料となるタンパク質(肉、魚、大豆)を肌に与えることが大切です。
その他、豆乳・すりごま・松の実・ハチミツも乾燥肌に良いと言われていますので、そのまま食べたり料理に取り入れたりしても良いでしょう。
忙しいと、睡眠を削ってしまいがち。しかしきちんと体を休めることができないと、素肌の生まれ変わりもうまくいきません。理想は1日7〜8時間、少なくとも6時間の睡眠時間は確保して自身の体にやさしく接してください。
適度な運動をすることも、乾燥肌対策には重要です。有酸素運動を無理のない程度に取り入れることで、全身の血行が良くなります。血流が改善されることで肌の代謝もアップして、ターンオーバーの改善やバリア機能の改善にもつながります。
ただ、男性と同じような過度な運動はNG。無理をすると結局続かなくなってしまいますし、いきなり大きな負荷をかけると体にも悪影響です。まずは無理のない範囲から始め、慣れてきたら少しずつ負荷を増やしましょう。
冬場の乾燥しがちな時期には加湿器を使う、という人も多いでしょう。しかし、加湿ケアは本来、一年通して行わなければならないものです。夏場など比較的湿度が高い時期でも、エアコンをつけていれば空気は乾燥します。
乾燥に満ちた空気は肌にダメージを与え、カサつきやかゆみを引き起こすので要注意。加湿器は時期を問わず、年中活用することが大切です。
入浴時はお湯の温度を40度前後に設定し、浴槽に浸かる時間は10分ほどに留めましょう。体を洗う時は綿などの柔らかい素材のタオルを使い、石けんやボディーソープを十分に泡立て、肌をなでるように優しく洗浄することを心がけてください。肌への刺激が気になる場合は、手の平に泡を乗せて洗うのもよいでしょう。
バスタイムは気持ちの良いものですが、長時間熱いお湯に浸っていると肌の潤いをかえって奪ってしまい、さらにタオルでゴシゴシ水分を拭き取ると肌を痛め、バリア機能を低下させて乾燥肌を招いてしまいますので、注意しましょう。
乾燥肌にピッタリの化粧品を選ぶことももちろん大切ですが、正しい使い方ができていないと、結局素肌をケアすることはできません。特に、誤った使い方には要注意。使い方を間違えると、素肌へのダメージとなって乾燥肌が悪化してしまうことになります。
ここからは、スキンケアをする際に重要なポイントについて紹介していきます。乾燥肌対策のためにも、ぜひチェックしてみてください。
洗顔をする場合には、汚れを落とそうとゴシゴシこすってしまいがち。しかし、これは逆効果です。肌を手でこすってしまうと、摩擦によってダメージとなってしまいます。優しくなでるように洗うことを心がけましょう。
どんな肌質でも肌への摩擦や負担を抑えてクレンジングすることが大切。肌を刺激しないよう以下の手順やポイントに気をつけて、正しいクレンジングを実践しましょう。
これらに気をつけながら洗うことで、美肌のチャンスを逃すことが少なくなります。
乾燥肌対策のための保湿ケアには、いくつかポイントがあります。まずは、化粧水と乳液、美容液を使って総合的にケアをすること。使用の際には適量を守り、過剰なケアにならないようにしましょう。
また、乾燥がひどい場合には、クリームを塗るのが効果的です。洗顔後は素肌が乾燥しやすいので、スキンケアをするならすぐに行いましょう。
商品パッケージに使用のタイミングについて記載があれば、それに従いましょう。特に指示がない場合は、化粧水で肌を整えた後、乳液の前につけるのがおすすめです。
化粧水で肌を十分にうるおすと、美容液の成分がより浸透しやすくなります。ポイントは、化粧水が肌にしっかり馴染んでから美容液をつけること。また、乳液やクリームで油分を補い、うるおいを逃さないよう肌にフタをすることも忘れないでくださいね。
1日の中で美容液を使うタイミングは、洗顔・スキンケアを行う朝と夜の2回です。ただし、製品によっては朝または夜のみに使用するよう指示があることも。使いはじめる前に、あらかじめパッケージをよく確認しておきましょう。
保湿をする際には、基本的に水分が多いものから油分の多いものの順番につけていくのが鉄則です。水分は肌に馴染んでもすぐに蒸発してしまいますが、油分を重ねることでフタをして閉じ込めることができるのです。
油分の多い乳液などを先につけてしまうと、油分の膜が出来てしまいます。化粧水や美容液など水分を主成分とする製品は浸透しにくくなるので気をつけましょう。
乾燥を防ぐためには、顔だけでなく全身を保湿することが大切です。ボディにはボディ用のクリームなどを塗り、ケアをしましょう。忘れがちな首やデコルテは、フェイスケアのついでに行うのが良いでしょう。
また、意外と見られているのが、手。体の中でも一番年齢が出やすい部分なので、ハンドクリームを使ってこまめに保湿ケアをしましょう。洗い物は手袋をするのがおすすめです。
せっかくスキンケアを丁寧にしても、メイクが雑になってしまうと素肌に負担をかけてしまうことになります。
また、詳しいメイクのポイントについては以下に解説していきます。
ファンデーションを塗る前に、まずは肌の状態を整えることが大切です。肌にしっかりと潤いが補給されていれば、メイクのノリもぐんとアップしますし、肌にかかる負担も少なくなります。
洗顔後は化粧水と乳液、美容液を使って、丁寧にスキンケアをしておきましょう。化粧品はしっかりとハンドプレスして、素肌になじませることが大切です。
ファンデーションを使う際には、その選び方も大切です。ファンデーションにも様々な種類がありますが、おすすめはリキッドファンデーションです。リキッドタイプは適度に油分が含まれているので、メイクをしても素肌が乾燥しにくくなります。
パウダーファンデーションはマットに仕上がりますが、その分粒子が肌の水分を吸着してしまうので、乾燥肌が悪化してしまうこともあります。
乾燥肌のためのスキンケアの正しい手順をおさらいしておきましょう。化粧水や乳液などのスキンケアアイテムは、次のような順番で使います。
化粧水をつけただけでスキンケアを終えると、せっかく補給したうるおいがすぐに蒸発してしまいます。
乳液やクリームで油分を補いつつ肌表面にフタをして、うるおいをしっかりと肌にキープしましょう。
クレンジングは洗顔の際には、できる限り顔をこすらないことがポイントです。ゴシゴシこすると素肌が摩擦を受けてダメージが加わってしまうので、注意しましょう。
化粧水は、とにかくつける量に注意しましょう。水分が多いのでたくさんつけても良いと思われがちですが、つけ過ぎると素肌にほこりなどが付着しやすくなり、ダメージになることがあります。
かといって少なすぎると、今度は肌が十分に保湿されません。目安としては、500円玉くらいの量が適量となっています。
美容液をつける際には、順番に気をつけましょう。スキンケアの最後に美容液をつけると思っている人も多いですが、これは間違いです。美容液は化粧水のあと、乳液をつける前に肌になじませます。
化粧水をつけて肌に潤いを補給したら、そのあとの美容成分が浸透しやすくなります。この段階で美容液をつけることで、効率的にスキンケアができるのです。
美容液をつけたら、最後に乳液をつけてスキンケアは完了です。乳液を最後にするのは、油分が多いため素肌にフタをして、閉じ込めた水分や美容成分をしっかりと働かせるため。乳液までやることで、素肌の乾燥を抑えることが可能になるのです。
乳液を塗れば基礎的なスキンケアは完了ですが、その後に日焼け止めを塗ったりメイクをしたりすることもあるでしょう。そのため、付け心地の軽いものを選ぶのがおすすめです。
日焼けと乾燥って関係はあるの?
日焼けをすると、肌が乾燥しやすくなります。紫外線を過度に浴びると素肌のバリア機能が低下し、水分を保持する力が弱くなってしまうのです。その結果、素肌の水分が奪われやすくなり、肌の乾燥が深刻化します。
保湿を頑張っても乾燥が改善しない場合はどうすれば良い?
十分なスキンケアをしても乾燥が改善されない場合には、スキンケア用品が肌に合っていない場合があります。使う化粧品を変えたり、生活習慣の見直しをすることで改善することもあるので、試してみてください。
美容液メイク落としや美容液洗顔は効果あるの?
美容液成分を含んだ洗顔やメイク落としのアイテムは、多数発売されています。なかでも乾燥肌のための美容液洗顔料〈クッション泡〉や乾燥肌のための美容液メイク落とし<クリーム>などの製品を出しているソフィーナのものが「乾燥しない」と人気が高いようです。
クレンジング+洗顔+プレ美容液が一体になったオールインワン洗顔クレンジングのクレンジングオイル「ànu(アニュ)」は「全然乾燥しない」「驚くほどしっとりした」などの声も多く、美容液洗顔や美容液メイク落としはこれから秋冬の時期に取り入れてみると良いかもしれませんね。
乾燥が激しくなる秋冬。顔が粉を吹いてしまったり、乾燥でかゆみやひりつきが出るなど、乾燥肌さんにとっては辛い季節ですね。ただ、潤いを落としすぎない洗顔をし、化粧水や美容液でしっかり保湿し、クリームで適切に蓋をしていくスキンケアを積み重ねていけば、乾燥に負けない肌を手に入れることは可能です。
プチプラでも素晴らしい美容液もたくさんあり、大事なのは価格よりも自分との相性。自分にあった美容液を見つけて、乾燥の時期すら自分の肌を見るのが楽しみになりますように。
▷乾燥肌におすすめの洗顔料ランキング|ニキビや粉吹き肌は洗顔しない方が肌が綺麗になるって本当?
▷乾燥肌向けおすすめクレンジング|メイクを落とすだけじゃなく保湿もしてくれるって本当?
▷乾燥肌におすすめ化粧水ランキング|乾燥肌を改善するためにやるべき6つの習慣
関連記事
美容オイルおすすめ人気ランキング|肌に潤いを与えながらしっとりとしたハリの肌へ
ハイドロキノン化粧水とは? 美白効果でうるツヤ肌を手に入れて
フラーレン配合の化粧水が持つ高い美容効果とは? 肌の酸化を防いで年齢肌をケア
レチノール配合の化粧水の選び方|年齢肌へのアプローチ効果や副作用についても解説
炭酸洗顔料で毛穴の汚れはとれるのか? SNSで話題となった洗顔の効果
馬油洗顔料おすすめランキング|肌のうるおいを守りながら汚れを洗い流す