【敏感肌の悩み】美容商品で症状が悪化した人が約6割、購入時に最も重視するのは「敏感肌用」が最多

公開日: 2022年08月23日

【敏感肌の悩み】美容商品で症状が悪化した人が約6割、購入時に最も重視するのは「敏感肌用」が最多

20代から40代女性1,789人の美容課題と商品購入歴を調査し、購入時に重視するポイント、購入した商品とその購入回数、使用感に関する結果を公開致します。

敏感肌と商品購入に関するアンケート調査まとめ

  • 美容商品で症状が悪化したことがある人が約6割
  • 敏感肌の人が商品購入時に重視するポイントは「敏感肌用」が約半数
  • 成分を重視する人の3割以上が「アルコールフリー」の商品を購入

美容商品で症状が悪化したことがある人が約6割

20代から40代の敏感肌の女性297人のうち、「購入した美容アイテムで症状が悪化したことがある」と回答した人は全体の57.9%でした。約6割が、悩みを解決するために購入した商品で改善できず、症状が悪化した経験をしています。

「症状が悪化したことがある」と回答した人のコメント ※一部抜粋

・ちゃんと保湿はされていたが、ニキビはきえることがなく、むしろ増えてしまいました
・数日使い続けると、知らぬ間に吹き出物ができるようになり、これは肌に合っていないと痛感した
・アレルギーに反応してしまうのか、目の下の部分が赤く腫れてしまった
・使うたびにニキビができてしまい、肌全体が乾燥してかゆくなってしまった
・値段の割に肌トラブルが目立ち、痒み、赤み、吹き出物が出たので、すぐに使用はやめて無添加に変えた
・何回か使うと乾燥が強くなり、赤い湿疹ができるようになったため。顎ニキビも悪化した

敏感肌の人が商品購入時に重視するポイントは「敏感肌用」が約半数

美容アイテムを購入する際に重視するポイントをたずねたところ、最も回答が多かったのは「敏感肌用」で46.5%、続いて「成分(28.6%)」、「低刺激(9.1%)」の順に多い結果となりました。

「敏感肌用」と回答した人のコメント ※一部抜粋

・敏感肌用と記載がある物を選ぶ
・できれば敏感肌用と書かれているもの
・敏感肌やアトピー肌専用のものを選ぶようにしています
・敏感肌用のシリーズを使う。敏感肌用じゃなくても、サンプル使用して肌に合うか試す。
・敏感肌用の商品を選んで、香料などの添加物が極力少ない物を選ぶ
・あわない物だと一晩で顔がパンパンに張れるため、敏感肌でも大丈夫なもの、強い成分を使っていないもの、なるべく国内開発ブランドを選ぶようにしています

成分を重視する人の3割以上が「アルコールフリー」の商品を購入

「成分」を重視すると回答した人に、どのような商品なのかを聞いてみた結果、「アルコールフリー」が最も多く、32.9%でした。その次に多かったのは、「無添加」で29.4%となっています。

「アルコールフリー」と回答した人のコメント ※一部抜粋

・アルコールフリーの商品を選ぶ
・出来るだけアルコールフリーの商品を選ぶ
・アルコールは絶対NGなので、含まれでいないものを探す
・敏感肌なのでアルコールのつかっていないもの
・アルコールフリー、その他添加物を気にして選んでいます

「無添加」と回答した人のコメント ※一部抜粋

・化学的にいろいろなものが入っているものは選ばない
・なるべく化学抗生物質が入っていないものを選ぶ
・原材料一覧を見て添加剤が少ないもの
・無添加と書いてあるものを選ぶ
・なるべく入ってるものが少なく、成分表示をみて無添加のものを選ぶ

その他にも、「セラミド」や「ビタミンC」などの成分を含む商品や、アレルギーを考慮し特定の成分を避けるとの回答もありました。

その他のコメント ※一部抜粋

・保湿成分のセラミドが含まれているかどうか
・なるべくセラミドが入っている商品を選ぶ
・ビタミンCがたっぷり入っているものを選ぶ
・メチルパラペンが入っていないものを選ぶ
・肌トラブルになる成分が入っているものは使用していません
・敏感肌でアレルギー持ちなので、成分はよりシンプルなものを選ぶ
・アレルギーテスト済やノンコメドジェニックを選ぶようにしている
・ノンコメド化粧品かどうか
・無香料、無着色などの商品を選ぶ

敏感肌の人が商品を選ぶうえでのポイント【専門家監修】

敏感肌とは、皮膚のバリア機能の低下により肌を健康に保てていない状態のこと。

さまざまな刺激から肌を守ることができず、肌が乾燥してつっぱり感を感じることもあれば、反対に肌がベタついて感じるなど、症状が異なる肌トラブルが発生します。まずは自分がどのタイプの敏感肌なのか知るところからはじめていきましょう。

<敏感肌のタイプ>
 ① 乾燥性敏感肌 カサカサとした質感でひりつきや突っ張り感が特徴
 ② 脂性敏感肌 顔全体がテカつき、皮脂や水分でベタベタとした質感
 ③ ゆらぎ敏感肌 季節や体調の変化で症状に変わる、または症状が出る場所が変わる
 ④ アレルギー性敏感肌 花粉や食材、化学物質が原因でおこる
 ⑤ 間違ったケアが原因の敏感肌 洗いすぎなどのスキンケアダメージが蓄積されておきる

バリア機能が低下し、肌が過剰に反応しやすくなっている敏感肌の時は、低刺激で肌に優しいものや、アレルギーテストやスティンギングテストといった安全性テストを行っている商品を選ぶ方が無難です。また、肌に合わない成分や商品を避け、肌に負担がかかりにくい要素の中から商品を選ぶのがおすすめです。


<肌への負担が少ない要素>
・低刺激性 かぶれやアレルギーの抗原になりやすい成分を最小限に抑えた化粧品
・無香料 香料を使用しておらず、香料でのかぶれやアレルギーを起こす心配がない
・無着色 本来化粧品には必要としない着色料を使用していない
・アルコールフリー アルコール類を使用していない

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■調査概要
調査期間: 2022年4月22日~2022年8月6日
調査方法:自社調査(インターネット調査)
調査対象:1,789人(20~29歳:828人/30~39歳:708人/40~49歳:253人)