ニキビで悩む女性が選ぶ商品は「敏感肌用」、解決できたアイテムは「化粧水（34.2%）」が最多

公開日： 2023年02月14日

今回の調査では、ニキビの悩みを抱える20代・30代女性444人を対象に、症状、購入した美容商品とその効果・使用感に関する結果を公開致します。

20代30代のニキビケアに関する調査まとめ

最も気になるのは「こめかみ・頬・フェイスライン」のニキビ
商品を選ぶ際に重視するポイントTOP3「肌質に合う」「成分」「保湿力」
「敏感肌用」のニキビケア商品を選ぶ人のうち、約半数の人は混合肌・乾燥肌
敏感肌向け商品でニキビを解決できたアイテムは「化粧水」

最も気になるのは「こめかみ・頬・フェイスライン」のニキビ

20代・30代のニキビに悩む女性444人に気になる症状を聞いたところ、最も多かったのは「こめかみ・頬・フェイスラインのニキビ」で75.2%でした。

「ニキビ跡（6.1%）」や「おでこ（4.1%）」の悩みも見受けられますが、全体の約8割が「こめかみ・頬・フェイスラインのニキビ」で悩んでいることが分かります。

特に頬は紫外線の影響を受けやすく、毛穴内のダメージが広がりやすいためニキビができやすいと考えられます。

商品を選ぶ際に重視するポイントTOP3「肌質に合う」「成分」「保湿力」

続いて、商品を選ぶ際に重視するポイントをたずねたところ、1位は「肌質に合う（29.5%）」、2位は「成分（27.9%）」3位は「保湿力（11.9%）」でした。

商品が肌に合わないと、肌トラブルを悪化させる原因になることから、肌質に合うことを最も重視する女性が多いと考えられます。

「敏感肌用」のニキビケア商品を選ぶ人のうち、約半数の人は混合肌・乾燥肌

肌質に合うニキビケア商品を重視する人が選ぶ商品を調査した結果、「敏感肌用」が最も多く84.7%でした。

敏感肌用の商品を選ぶ人の肌質を見てみると、「敏感肌」は39.6%で、敏感肌以外の人が半数以上を占めていることが分かりました。敏感肌の人に次いで2番目に多かったのは「混合肌」で32.4%、3番目は「乾燥肌」で15.3%となっています。

実際に混合肌・乾燥肌の人が商品を選ぶ基準としては、「刺激性がないもの」「低刺激で保湿性が高いもの」といったコメントが多く見受けられました。敏感肌用の商品は、基本的に低刺激設計で肌にやさしくニキビを刺激しづらいため、敏感肌用の商品を選ぶ人が多いと考えられます。

敏感肌向け商品でニキビを解決できたアイテムは「化粧水」

敏感肌向け商品を購入した人を対象に、ニキビを解決できたアイテムを調べてみると、「化粧水」が最も多く34.2%でした。

化粧水を使用している人からは「使用してから炎症を起こしていたニキビが落ち着いた」「ニキビが圧倒的に減った」などのコメントが寄せられており、多くの人がニキビへの効果を実感しているようです。

その他にも「使い続けられる値段」「1,500円前後で購入できるので続けて使いやすい」といったコメントもあり、プチプラの化粧水も効果を感じやすいことが選ばれている理由の一つと考えられます。

ニキビはうるおいを与えて乾燥を防ぐことが大切【専門家監修】

大人ニキビは、10代のときのような皮脂の過剰分泌だけが原因ではありません。肌質の変化や、ターンオーバーの乱れ、バリア機能の低下によって発生します。

大人のトラブル肌は、化粧水でうるおいを与えて乾燥を防ぐことが大切です。脂性肌も乾燥肌も、保湿ケアをしっかりして肌の水分バランスを整えましょう。

一方で化粧水は肌の土台から改善してくれるもので、1日で肌トラブルを治してくれるものではありません。即効性を期待するのであれば、美容液の使用や皮膚科の受診を検討しましょう。

また、長引くニキビやあまりにも症状がひどいニキビの場合、美容皮膚科などで美容医療を受けるのもおすすめです。

美容皮膚科でのニキビ治療には、皮膚科でも行われる飲み薬や塗り薬の処方のほか、ケミカルピーリングやイオン導入、超音波治療やレーザーを用いた光治療があります。ニキビ跡の治療も可能なので、気になる人は一度受診してみるといいでしょう。

■調査概要
調査対象：全国の20代・30代女性（ニキビの悩み）444人
調査機関：自社調べ
調査方法：インターネット調査
調査期間： 2022年8月16日～2023年1月3日
有効回答数：444人（20~29歳：271人／30～39歳：173人）